女性も、職場における自分の臭いに要注意!
職場で嫌な臭いとぷんぷんさせているといえば、誰もが中高年の男性を思い浮かべるでしょう。しかし実際には、女性も30代~40代になると、周囲に迷惑をかける可能性が出てくるのです。今回は、アンケート結果を元に、職場における女性の臭いについて考えてみましょう。臭いトラブル、他人事ではありませんよ!
ほとんどの女性が、自分の体から発する臭いを気にしている
エムティーアイが、2014年6月に女性のカラダとココロの健康情報サイト「ルナルナ」において実施したアンケート調査によると「自分の体の臭いが気になるかどうか」という質問については、実に約9割の女性が「ある」「時々ある」と答えていました。
特に気になるのは「口臭」で23.5%、次が「デリケートゾーン」で22.9%、そして「わき」が22.7%という結果です。
一位になった口臭は「口臭加齢臭(エイジングノート)」とも呼ばれ、体の他の部分と同じように、さまざまな理由から年齢が上がるごとにリスクが増します。職場で会話をするたびに自分の臭いが気になるというのは、精神的にも疲れてしまいますよね。
職場での臭いは「スメルハラスメント」
「スメルハラスメント」とは、臭いによって周囲に迷惑をかけるという意味です。
セクハラのように悪意を持ってわざと行うわけではありませんが、不快な思いをさせてしまうという点では同じ。気つかないうちに嫌われてしまう可能性があるので、「あれ?」と思ったら早急に対応をしましょう。
もし、自分の体が臭っていた場合、具体的にどんな迷惑をかけるかというと、株式会社マンダムが、25~49歳の働く男女を対象に行ったアンケート調査では、「気分が悪くなる」「仕事に集中できない」「取引先からクレームが入った」という回答が得られています。
臭いがきつい場合は、ただ横を通っただけでしばらくは消えないということもあり、その場にいる人たちが苦痛を強いられるし、取引先に営業に出向いたところ「臭いがきつくて不快だから、今度から担当を変えてくれ」とクレームが入ったという話も実際にあるので事態は深刻です。
いったい、何をすればいいの?
では、どのような対策をすれば口臭や体臭を和らげることができるのでしょうか?
口臭
まず、歯医者さんに行って口の中の状態を調べてみましょう。
特に銀歯や詰め物がある人は、知らない間に中で虫歯が進行し、それが強い臭いを放っているケースがよくあります。また、時間がたつと徐々に隙間ができて食べカスが詰まりやすいという問題もあるので、定期的に新しいものと交換しましょう。
歯槽膿漏にかかっている場合は、専門的な処置を受けなければ口臭は改善されません。
食事をしたあとは、必ず歯磨きをして汚れを取ってください。その後で、マウスウォッシュをするとさらに効果的です。特に、お客様の前に出るときは気をつけましょう。
デリケートゾーン
デリケートゾーンは蒸れやすいので、コットンなど通気性の良い素材でできた下着を身につける、ムダ毛を処理するなどの対策が必要です。
また、あまり洗いすぎると体に必要な菌まで殺してしまい、自浄作用が失われてしまうので、手を使って、なでるように優しく洗いましょう。
生理中は、職場で不快な臭いを発しないよう、こまめにトイレに行ってナプキンを取り替えてください。消臭作用のある下着を使うのも効果的です。
わき
ワキガがある場合は、専門医の診察を受けたり、専用のクリームを塗ったりするなどの対処をしましょう。ワキガではなくても、汗をかいたらなるべく早く拭き取る、毎日入浴する、ムダ毛を処理するといったことに気をつけてください。
ちなみに、制汗スプレーは臭いが発生してから使っても意味がありません。汗をかくたびにデオドラント・シートで拭き取り、その上から使うようにしましょう。
また、ムダ毛はフェロモンを漂わせるという役目を担っているので、生やしているとどうしても臭います。面倒でも、こまめに処理してください。
汗の量が多い人は、洋服のわきの部分に専用パッドをつけておくと安心です。外から目立たない薄いものもあるので、職場に着ていく洋服に合わせてぴったりなものを選びましょう。
こまめな対策がとっても重要!
どんなに仕事ができても、臭いで迷惑をかけていれば台無し。神経質な上司の場合は、それだけで査定にマイナスの評価を付けられることもあるし、なにより、一緒に働く仲間やお客様に対して失礼です。
自分だけの問題ではないことをよく自覚し、こまめな対策をしましょう。
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