いい香りのシャンプーや髪用のフレグランスがたくさんある昨今。朝の通勤電車で髪の長い女性の香りにうっとりすることもあるかと思います。
しかし、本当にあなたの頭は臭ってないと断言できますか? 汗や皮脂が出る夕方以降、頭皮を指でこすって臭いをかいでみてください。シャンプーとは違うツンとする臭いがしたら要注意。実は頭皮の臭いって意外と強いのです。
自分では気づきにくい頭皮の臭い、原因と対策をご紹介します。

頭の臭いの原因は、細菌と頭皮の汚れ

頭の臭いは、大きく分けて2つに分類されます。一つ目は、頭の皮脂に細菌が繁殖することにより発生する臭い。もうひとつは、髪そのものについた臭いが頭皮のほこりや毛穴の汚れに蓄積されることによる臭いです。

「自分の頭に細菌が繁殖している」と思うとぞっとする人もいるかもしれませんが、実は誰の頭にも常在菌とよばれる細菌は常に住んでいます。その中でも、真菌というカビの一種が繁殖してしまうと、真菌の栄養分となる頭皮のフケが増えて、フケ症になってしまいます。フケは頭皮からはがれおちた頭皮の角質細胞。真菌の繁殖により真菌の栄養分となるフケが増えてフケ症になると、かゆみや臭いを伴う、脂漏性皮膚炎という頭皮の炎症を起こしてしまうこともあります。

細菌が繁殖するのはなぜ?

フケの原因である真菌は、脂分が大好物。男性ホルモンが皮脂を分泌させることから、主に中年の男性の頭皮は皮脂が多く出るので、炎症をおこしやすい環境であると言えます。ただし、同じく皮脂分泌の原因となる、刺激物などの偏った食生活や、ストレス過多、睡眠不足などが原因で、女性でも細菌の繁殖やフケの土壌となりえる頭皮の方が増えてきているのです。

頭の臭いの対処方法

では、頭の臭いはどう対処すれよいのでしょうか。

生活習慣を改善して、皮脂を撃退!
まずは、菌の繁殖の原因である、頭皮の皮脂を抑えて常在菌のバランスを整えること。男性ホルモンが出やすい男性でも、定期的に運動して汗をかき、こまめにお風呂にはいることで皮脂のつまりを軽減することができます。
また、ストレスを溜めこまないよう意識してストレス発散したり、刺激の強いものは控えたりするなど、生活習慣の見直しも効果的です。

髪の臭いを増やすより、きちんと洗い流す!
基本的ですが、大切なのは正しく頭を洗うことです。今はハイブランドからも、ヘアフレグランスなどの髪用の香水もたくさん出ていますが、頭皮の臭いを臭いで消しても、結局は一時しのぎでしかありません。
毎日きちんと臭いの原因を落とし、頭皮を清潔に保つため、正しいシャンプーを心がけましょう。

まず、体温に近い38度くらいのぬるめのお湯と、少し弱めのシャワーの圧力でやさしくすすぎます。頭皮がかゆいからといってごしごしこするのはNGです。また、よくシャンプーというと髪の毛を念入りに洗う方がいますが、それも間違い。美容院にいくとシャンプーの時地肌のマッサージまでしてくれて、気持ちいいですよね? シャンプーは本来頭皮の汚れであるほこりや毛穴の汚れを浮かせて洗い流すことが目的。そうすることで、菌の繁殖や臭いの蓄積を防げます。イメージは、「洗髪」ではなく「洗頭」という感じでしょうか。よく泡立てた泡で、髪ではなく頭皮を洗う、という意識を持ってシャンプーをしてみてください。

毎日お風呂に入ってシャンプーしているのに頭皮が臭う、という方は上記2点に気をつけてみましょう。
大事なのは、生活習慣の改善と毎日の頭皮のケア。難しく考えず、生活習慣を整えてみたり、シャンプーの仕方を変えてみたり、できることからチャレンジしてみてください。きっと臭いの改善につながると思います。