1. 生理前に体臭がきつくなる理由①女性ホルモン・エストロゲンの減少
女性ホルモンには複数種類があるのですが、そのなかでも「エストロゲン」というホルモンには、皮脂腺のはたらきを抑制するはたらきがあります。
ですが、生理が近づくとエストロゲンの分泌量が減少し、皮脂の分泌はどんどん増える傾向に。この現象により皮脂が増えることで、加齢臭などの元になる活性酸素と結びつきやすくなり、においが発生しやすくなります。

2. 生理前に体臭がきつくなる理由②男性ホルモン・アンドロゲンの増加

皮脂が増える理由には、生理前に増加してしまう「男性ホルモン」も関係しています。「アンドロゲン」と呼ばれる男性ホルモンが生理前に増加するといわれているのですが、こちらのホルモンも、エストロゲンの減少現象と同様に、皮脂のはたらきをより活発化させてしまいます。エストロゲンの減少とアンドロゲンの増加によって、体臭がきつくなってしまいがちなのです。

3. 生理前に体臭がきつくなる理由③生理前は体温が上昇し、汗をかきやすくなる
生理前は、体温が高くなる時期(高温期)と呼ばれる時期でもあります。
体温が高くなるにつれ、人によってはちょっと動いただけでも汗をいつもいじょうにかいてしまうこともあるでしょう。汗が空気中の雑菌や常在菌と混ざってしまい、雑菌臭が漂ってしまう……ということもにおいがきつく感じられる理由の1つといえるでしょう。

4. 生理前に体臭がきつくなる理由④おりものの増加
生理中だけでなく、生理前にはおりものも増加傾向にあります。増えたおりものをそのままにしておくと、そこからにおいが発生しやすくなり、放置時間が長くなると雑菌も増え、においがきつくなりがちに。

5. 生理前の体臭対策が知りたい!
ここまで挙げた理由は全て生理現象で、なかなか対策が難しそうなものばかりですが、日常生活を少し見直すだけで生理前の体臭を軽減させることが可能ですよ。

・対策①ストレス発散!
シミやシワを発生させ、加齢臭の元にもなってしまう「活性酸素」は、生理前に増加する皮脂と組み合わさり、においを発生させてしまいます。
この活性酸素、実は「ストレス」がたまればたまるほど増えてしまう厄介なもの。活性酸素が増えるほど皮脂とより結びつきやすくなり、においがどんどんきつくなってしまう、という仕組みなのです。
現代社会でストレスのない生活を送ることはほぼ不可能ですが、活性酸素を減らすためには、まずは自分が抱えている日頃のストレスを認識し、カラオケや軽い運動など、自分にできる方法でストレス発散をしておきましょう!

・対策②ビタミンA類・C類・E類を積極的に摂取
活性酸素対策は、食生活からも対策可能ですよ。
ビタミンAやC、E類を摂取することで、体内の活性酸素が増えにくくなります。
これらのビタミン類を多く含む食品には、下記のようなものがあります。
・ビタミンA類…レバー、うなぎ、チーズ、卵、緑黄色野菜など
・ビタミンC類…かんきつ類、イチゴ、芋類など
・ビタミンE類…ナッツ類、魚介類、アボカドなど

・対策③通気性の良い下着を使う(ムレ防止)
通気性の悪い下着やサイズが合わない(きつい)下着をつけていると、ムレやすくなり、においもよりきつく感じられます。
そのため、特に生理前はコットンや麻などの通気性のよい下着を使い、陰部周辺のムレを防ぎましょう。

・対策④おりものシートを使い、こまめに取り替える
先ほども少しお話しましたが、おりものは増えるとにおいがきつくなりやすくなります。おりものシートを使い、おりものがたまりすぎないよう工夫してみましょう。

・対策⑤体を洗う時は優しく
体臭がきつくなったから、と体をごしごし洗っていませんか?
生理前は体臭がきつくなりやすいだけでなく、皮膚もデリケートになっている時期です。あまりにごしごし洗いすぎると、皮膚に必要な常在菌や皮脂をまるごと洗い流してしまい、失われた皮脂を取り戻すべくより多くの皮脂が分泌され、においがもっときつくなる……という悪循環に陥ってしまいます。生理前はにおいが気になるかもしれませんが、ごしごしナイロンタオルで洗うのではなく、たっぷりの泡で体をなでるように優しく洗いましょう。

6. まとめ
生理前に体臭がきつくなりがちな原因と対策法をご紹介しました。
生理現象のため対策は難しそうに感じられますが、ストレスを定期的に発散する、おりものシートを使うなど、日頃できることから少しずつ対策を始めることで、生理前のにおいを軽減させることができるでしょう。