すっかり春になって、暖かい日が続いていますね。中国唐代の詩人、孟浩然が「春眠暁を覚えず」と詠んだとおり、春の朝は心地よくてなかなか起きられないものです。
ところで、朝起きた後はスッキリできていますか?起きた後もずっと眠たいような、だるいような感じが残って、なかなか頭や体のエンジンがかからないという場合は、もしかすると、冬から春へ季節の変化に体が追い付かず自律神経が乱れている状態かもしれません。

自立神経とは?

心臓を動かしたり、食べたものを消化したり、生命維持するための神経のことで、自分の意志とは無関係に働いています。自律神経は「交感神経」と「副交感神経」から成り立っています。身体が活動するときに活発になるのが「交感神経」、身体が休息するときに活発になるのが「副交感神経」で、この二つが必要に応じて切り替わりバランスを取り合いながら私たちの体をコントロールしています。

なぜ季節の変わり目に自律神経が乱れるのか

冬から春になるにつれ変わっていくこと、それは気温です。自律神経は、外気温が変化しても体温を一定に保つ働きを担っています。しかし冬から春への季節の変わり目は、昨日と今日の気温差や昼間と夜間の気温差が激しいため、体温調節をつかさどる自律神経がついてゆけず混乱し、体調を崩しやすくなるのです。また、自律神経の不調は男性より女性に多くみられ、これは女性ホルモンが関係しています。

だるさにおすすめのアロマ

身体がだるいときは血行が悪くなり気力も低下している状態です。これらの不調に対処するのに効果的なアロマをご紹介します。
・グレープフルーツ、レモン、オレンジなど
 柑橘系のアロマはデトックス作用があり、だるさをスッキリさせてくれます。また、フルーティーな香りが心を元気づけてくれます。
・ローズマリー、マジョラムなど
 ローズマリー、マジョラムなどは血行促進作用があり、血流をスムーズにしてくれます。アロマが心にも作用し、ローズマリーは気持ちを明るくし、マジョラムは神経を落ち着かせてくれます。

眠たさにおすすめのアロマ

朝なかなか目が覚めないのか、眠りが浅くて睡眠の質が悪いのか、原因によって対応は異なります。

 ・眠気覚ましにはクールな香りを
  ペパーミントやユーカリがおすすめです。ペパーミントは強い爽快感で眠気を吹き飛ばします。朝食のときにペパーミントティーを飲んでみましょう。ユーカリは集中力を高めてくれます。こちらはエッセンシャルオイル(精油)をティッシュに1滴たらし、勉強や仕事の机の上に置いておくのがお手軽な方法です。
 ・不眠には甘く優しい香りを
  ラベンダーやカモミールがおすすめです。不安や緊張を和らげ、心と体をリラックスさせてくれます。エッセンシャルオイルを用意し、アロマディフューザーで寝室に香りを広げたり、バスタイムに入浴剤としたり、就寝前のひとときに取り入れるのがいいでしょう。

自律神経や女性ホルモンをコントロールしているのは視床下部というところです。鼻から入ったアロマの香りは、嗅覚の神経を介して視床下部へと伝わり、自律神経や女性ホルモンのバランスを整えてくれます。この時期のプチ不調には是非アロマテラピーを取り入れてみてはいかがですか?