ヨーロッパでは、ハーブをリラックスタイムのお茶から、風邪のひきはじめなどちょっとした体調不良の改善などに利用されています。ハーブは、ドイツやイギリスなどのハーブ先進国をはじめ、ヨーロッパの国々の人の暮らしに溶け込んでいるのです。ハーブの中でも、世界中で人気のミントは、ヨーロッパではどのよう生活に取り入れられているでしょうか?

ドイツのミント事情

ドイツでは、自然療法士(ハイルプラクティカー)という、診断、治療を国が認めている国家資格があり、自然療法士のもとで誰でも治療を受けることができます。また、メディカルハーブの研究なども積極的に行われています。
ドイツのスーパーマーケットでは、野菜の隣にいろいろなフレッシュハーブが豊富に売られていて、お茶のコーナーにはシングルハーブティやブレンドハーブティーなどさまざまな種類のハーブティーが棚に並び、日常で利用されています。家庭でも軽い体調の不調には、薬よりもまずハーブティーを飲むというのが習慣になっているそうです。
ドイツのカフェでは、生のミントをたっぷり入れてお湯を注いではちみつを加えた「フレッシュミントティー」が人気とのこと。リラックスタイムや食後に口の中をさっぱりさせたり、消化を助けるために飲むようです。

イギリスのミント事情

イギリスでは、王室でもホメオパシー療法が使われていたり、病院では医師の元で補完医療の治療家が治療を行う場合保険が適用されるなど、国として自然療法が認められています。一般的にもハーブ・アロマ療法は浸透していて、生活の中でも利用されています。
イギリスの飲み物といえば紅茶のイメージですが、ハーブコーディアルも同じくらい人気があります。ハーブコーディアルは、ハーブを煮出して砂糖とレモン汁を加えたものです。イギリスの家庭では昔から家で作られているもので、イギリスの人にとってハーブコーディアルは母の味なのだそうです。ハーブコーディアルは、お湯や炭酸水で割って飲むのが一般的で、夏にはさっぱりとしたミントのハーブコーディアルがよく飲まれるそうですよ。また、イギリス料理では、ラムチョップに生のミントと砂糖、塩、白ワインビネガー、熱湯で作るミントソースが定番なのだとか。ただ、これを食べた日本の人は、好みが分かれるようです。
イギリスではお店や家庭で、食後のコーヒーにミントチョコが添えられたり、ミントのタブレットをよく食べます。

イタリアのミント事情

イタリアでは、ミントは「メンタ(menta)」と呼ばれ、歯磨き粉や湿布、ガム、ジェラードなどに使われています。そして、イタリアでミントといえば、カクテルで世界的に流行した「モヒート」があります。ミントの葉をふんだんに使ったモヒートはヘミングウェイが好んで飲んだカクテルとして有名ですね。イタリア料理では、ミントの葉にオリーブオイル、松の実、塩コショウをミキサーで混ぜたミントペーストがあります。魚や肉料理によく合うソースです。

ミントは万国共通、生活のさまざまなシーンや、料理やお菓子に利用されています。いろいろな国のミントレシピを試してみては?