寒くなると普段飲んでいる方も多いであろうココア。実は、香りが良いだけでなく消臭効果もあるんです。ココアを美味しく味わいながら、手軽に体臭対策をしてみませんか?

なぜココアには消臭作用があるの?

ココアに含まれる成分で代表的なものは、食物繊維やポリフェノール、カルシウム、鉄、亜鉛など、お肌の老化に効果的な成分や、ミネラル成分をメインとしたもの。ココアの原料・カカオに多く含まれており、アンチエイジングなどに効果があるとされています。

・消臭成分「リグニン」
上記の成分に加え、注目したいのが「リグニン」という成分。このリグニンは食物繊維の一種で、腸内でにおいを発生させる原因になる悪玉菌を減らし、善玉菌を活性化させてくれる頼もしい味方なのです!

善玉菌は、食後など腸内で発生した食べ物の分解ガスを吸い取り、便として体外に排出する役割を担っています。そのため、善玉菌が増える→腸内のにおいが減る!というしくみができているのです。ココアの消臭作用は、このリグニンの働きによるものなのですね。

・ココアで便秘解消、体臭・口臭も軽減
食物繊維の一種であるリグニンには、腸内環境を改善させる働きもありますので、便秘改善にも役立てられます。便秘がちになると、腸内で悪玉菌が増え、便の腐敗や発酵が進みます。腐敗した便からは有害物質やにおいが発生し、やがて体臭や口臭になってしまうのです。
本来ならば、これらの有害物質は便と一緒に体外に排出されるのですが、便秘になってしまった場合、有害物質は腸内にとどまることしかできません。
これらが腸内に長期間とどまってしまった場合、腸壁にどんどん有害物質が吸収され、血液中に溶け出してしまいます。
この有害物質が血液にのって全身に行き渡り、やがて皮膚や口からにおいが発生してしまいます。
腸内環境が整うことで、徐々に便秘が解消されやすくなり、結果的に体臭や口臭も和らいでいくのです。

・加齢臭にも効果が出やすい!
実は便秘由来の体臭や口臭以外にも、世の人々を悩ませる加齢臭にも効果を発揮しやすくなります。加齢臭の原因になる物質「ノネナール」は、実は腸内環境の良し悪しで左右される物質。つまり、善玉菌が増え、腸内環境が改善されるとノネナールの発生も防ぎやすくなる、ということなのです。

飲むなら「純ココア」がおすすめ

ココアにはミルクが入ったものや砂糖が入ったものなど、様々な種類があります。におい対策をするなら、砂糖もミルクも含まれていない「純ココア(ピュアココア)」がおすすめです。
砂糖やミルクで味付けがされた調整ココアは飲みやすいのですが、糖分が多くカロリーオーバーしやすいだけでなく、ココアの成分・カカオの含有率が少なく効果が感じられにくくなるため、おすすめできません。

純ココアは、下記の項目を満たしたものを指します。
1) バニラのような香料を含まないもの
2) ココアバターが全重量の22%以上
3) 水分が7%以下のもの

ココアのパッケージの成分表や表示で見分けられますので、スーパーなどでお買い求めの際にぜひチェックしてみてくださいね。

・効果的な飲み方
1日マグカップ1杯でも、効果が感じられやすいと言われています。
カロリーオーバーを防ぐためにはお湯で割って飲むのが一番ですが、苦味がきになる場合は牛乳や豆乳で割り、お砂糖を少量加えても良いでしょう。
より腸内の善玉菌を増やしたい場合は、お砂糖の代わりにオリゴ糖を加えるのがおすすめです。

カカオだけに頼らず、生活習慣の見直しも!

もちろん、ココアだけで体臭を100%防げるわけではありません。ココアに頼るだけでなく、
1) 野菜や果物、海藻類などを多く含んだ食事をメインにする
2) 汗をかいたらこまめに拭くか着替える
3) 甘いものや動物性脂肪を多く含むものを控える
4) タバコやお酒を控える
…などの、食生活や生活習慣の見直しをすることも必須です。

ココアの知られざるにおいに対する効能をご紹介しました。
ココアを飲むことで体内のにおい物質の撃退は可能ですが、日々のライフスタイルの見直しも同時に心がけることで、より効果が感じられるはずですよ。