風邪をひいて鼻が詰まるとにおいがしなくなりますよね。でも普段から「他の人よりにおいを感じにくいかもしれない」とか「最近においを感じにくくなった」という場合、もしかしたら病気が潜んでいるかもしれません。今回は、嗅覚の低下と病気の関係についてお伝えします。

においがわからなくなるのは何故?
においが分からなくなる原因には大きく分けて二つに分類されます。
一つ目は、風邪や慢性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎などが原因でにおいがセンサーまで届かない場合です。二つ目は、ウイルスや頭部の外傷、ストレス、加齢などによりにおいのセンサーが機能しなくなっている場合です。嗅覚の障害は、さまざま原因が重なって起こっている場合が多いため、早めに病院を受診しましょう。

においがわからないとどのような影響があるの?
生活をしていてにおいがわからないと、食べ物の味がわからない、いい香りがわからないことでリラックスできないなど、QOL(生活の質)が失われてしまいます。生活をしていてにおいを感じるということは普通のことですが、だんだんにおいを感じなくなると気が付きにくいものです。特に高齢者にとって嗅覚の低下は、病気のサインであったり、生活をしていく上で危険を知らせる「ガスの臭い」や「煙、焦げのにおい」などが感知できなくなります。身近に高齢の方がいる人は、嗅覚の低下でさまざま危険があるということを忘れないでください。高齢者の嗅覚低下は、濃い味付けを好むようになったなどの身近な行動で、家族の人や周囲の人たちが気付いてあげることが大切です。においを感じにくくなったら早めに病院を受診することをおすすめします。

アロマテラピーの効果
嗅覚は、脳の記憶を司る「海馬」という部分に直接つながっています。そのため、レモンやラベンダー、オレンジスィートなどの適切な「いい香り」を室内に継続的に漂わせ、嗅細胞を刺激することで、においを感じる嗅神経とともに海馬も活性化する働きがあると言われています。(アロマを利用する場合は、100%天然植物成分の質の高い精油を使う、時間によって精油の組み合わせや配分量を変える、精油の禁忌事項を一度専門者に確認をするようにしましょう)