ワキのムダ毛ケアとにおいには関係があります。におい対策としてワキ毛とはどう付き合っていけばよいのでしょうか? ワキ毛とにおいの関係、また男性も含めて効果的なワキからのにおい対策について考えてみます。

ワキ毛がにおいの温床になっている

ワキのにおい対策のため、ワキ毛は処理した方がいいのでしょうか? 答えは処理した方がいい、が正解です。ワキ毛の下には、アポクリン腺とよばれる、耳の中や肛門など特定の場所にだけある汗腺があります。このアポクリン腺から分泌される汗には、タンパク質、鉄分、脂質、アンモニアなどが含まれ、粘度を持っています。ワキ毛はスポンジのように汗を留め蒸発を妨げ、アポクリン腺から出た分泌物がそのままとどまるための手助けをしてしまいます。そのうえ、もうひとつの汗腺エクリン腺から出た汗の水分と混じることで、遠くまでにおう飛躍性を持つようになり、鼻粘膜に届くワキガ臭を発するようになるのだそう。
パナソニックによる研究では、ワキ毛を整えた男性のワキ臭が減少したというデータが出ています。同研究では、他国に比べて日本人男性がワキ毛を手入れしている実施率が一番低いというデータも示されています。日本男児たるもの毛を剃ったり、女のようなことをしたりするのは恥ずかしい、毛を剃っている姿を想像されると気持ち悪いと思われてアウト、という時代は終わりに近づいているのかも知れません。

「脱毛するとにおいが増す」は本当?

エステや医療機関で永久脱毛をするとワキのにおいが気になりだす、という声も聞こえます。
通常、脱毛をすることで、汗や分泌物が付着することが少なくなるため、においは減ると考えられますが、逆ににおいが気になりだした場合は、以下の理由が考えられます。

 毛がなくなったことで毛穴に汚れや老廃物が詰まり、においの原因になっている
この場合は、毛穴の詰まりを落とすケアや、皮膚科を受診するようにします
 汗を留める毛がなくなったことで汗が増えたように錯覚してしまい、精神的発汗が増える
この場合は、精神的なものから汗が増えている、一時的な症状であることが考えられます。多汗症の治療をする、デオドラントを活用して不安を和らげるなどの対策が効果的でしょう。

ワキのムダ毛のセルフ処理方法は?

ワキ毛を自己処理する際は、肌へのダメージを防ぐことが大切です。シェービングの前にはクリームやワセリンを塗り、滑りを良くしてから行うようにしましょう。それぞれ、ワキの脱毛に適したものを用い、注意書きをよく読んで使用することが大切です。
ワキのシェービングには、カミソリよりも電気式のシェーバーを使った方が、皮膚を切ったりする心配がないため、より安心です。剃る際は、電気シェーバーを、毛の流れに逆らわないようにして、1回で済ませるように剃っていきましょう。
ただし、入浴中や直後は肌が柔らかくなっているため、肌が刃で傷ついてしまいやすいので避けるようにしましょう。また生理前後や体調不良時も肌が敏感になっているので、シェービングを行うのに不向きな時期です。

処理後は、肌のダメージを抑えるためにしっかりと保湿と冷却のケアをしましょう。もし、どうしてもシェービングや脱毛をして全く毛を失くしてしまうことに抵抗のある男性には、毛をカットしたり、長さをそろえるグルーミングがおすすめです。

ワキ臭が気になる人は適切に処理しよう

「ワキ毛は皮膚の摩擦を減らして腕を動かしやすくするために必要なもの」と考えられています。ただ、現代社会では、農作業や、狩りをする必要などない人が多く、人類の活動量がそれほど多くないため「ワキ毛がなくても困っていない」という人がほとんどではないでしょうか。ワキ毛にはにおいを隠してくれる効果がなく、むしろ悪臭の元となる可能性が高いと分かったいま、ワキ臭が気になる人は適切に処理する方が賢明といえるでしょう。