ファッションアイテムとしてだけでなく、強い日差しを避けるための実用品として夏には大活躍の帽子。しかし、お気に入りの帽子でもずっとかぶっていると、臭いや肌のトラブルを招いてしまうかもしれません。汗をかく夏の時季に帽子と快適に過ごす方法を紹介します。

帽子の中はトラブルが起きやすい

もともと頭皮は雑菌のエサである皮脂の分泌が多く、テカリが気になりやすいTゾーンの2倍の皮脂が出るともいわれています。頭皮が髪の毛で覆われていることも臭いが出やすい原因のひとつ。夏の暑さで汗をかいても、ほかの部位ほど乾燥しにくいのです。
帽子をかぶると、髪の毛を圧縮したうえに帽子でカバーをかけた状態に。頭皮の通気性がさらに低下して温度も上がり、高温多湿の状態になります。こうして雑菌が喜ぶ環境が帽子の中にできてしまうのですね。

帽子のケアで雑菌を減らす

お風呂で毎日汗を流すように帽子も清潔に保たないと、頭の臭いをなくすこはができません。
まず気をつけたいのは、毎日同じ帽子をかぶらないこと。一度かぶった帽子は、ほこりや汚れをとりましょう。帽子全体を軽くたたくだけでもほこりを払うことができます。
帽子の内側のスベリと呼ばれる帯状の部分には汗が染み込んでいます。絞ったタオルでしっかりと拭いてくださいね。ファンデーションや日焼け止めがついてしまっているときには、除菌用のアルコールを染み込ませたティッシュで拭き取りましょう。
あとは風通しの良いところで陰干し。湿気を飛ばして雑菌が嫌う環境をつくります。しつこい臭いには消臭や除菌効果のあるスプレーを吹きかけておくとすっきりしますよ。
帽子を洗うには
洗濯ラベルやタグを見て、水洗いできるか確認してみましょう。洗えるものでもこすったりもんだりしないようにしましょう。まずは、洗剤液の中で軽く押し洗いをするか、振るように洗います。シャワーで優しくすすいだらタオルで押さえるように脱水します。型崩れしないように、丸めたタオルやザルに帽子をかぶせて陰干しします。縮みの原因になりますので、ドライヤーは使わないようにしてくださいね。
麦わら帽子は水洗いNG
夏の定番アイテム、麦わら帽子。丈夫そうなイメージがありますが、水洗いはできません。丁寧にブラッシングしてから、固く絞ったタオルで全体を拭き上げましょう。

こまめに頭に風を通して

帽子をかぶっている間にも、臭いが出にくくなる心がけをしていきたいものです。臭いのもとになる雑菌の繁殖を抑えるためには換気が大切です。屋内や日陰に入ったときには帽子を取って、頭皮を換気させましょう。
汗からの雑菌に加え、時間が経った皮脂からは酸化臭がでやすくなります。少しでも軽減するために、べとつきが気になったときにはウェットシートで頭皮を拭きましょう。髪の毛に分け目をつくって指に巻いたウェットシートで拭く、を繰り返します。髪の毛が長い人は全体を拭き上げることは難しいですが、拭く前よりはかなりすっきりするはずです。肌トラブルを起こさないよう、アルコールや制汗パウダーを含んでいないシートを使ってくださいね。
正しい頭皮ケアを
しっかりと汗や汚れを流すために、何度もシャンプーをしたり、ごしごしと強くこすったりしていませんか? 皮脂は本来、肌を守るためのもの。皮脂の落としすぎや肌へのダメージは、過剰に皮脂を分泌させる原因になります。シャンプーのすすぎ残しや整髪料も肌への刺激になります。シャンプーは優しくマッサージするようにして、すすぎを念入りに行いましょう。帽子をかぶる日にはできるだけ整髪料を使わないことをおすすめします。

帽子を夏の相棒に

日差しが強い猛暑日には、日焼けだけでなく熱中症や脱水など命にかかわる危険があります。帽子はそんな危険からあなたを守ってくれる強い味方。帽子と頭皮をすっきりケアして、厳しい夏を乗り切りましょう!