出産という大仕事を終えたママの身体には、まだまだたくさんの変化が起きています。それに伴って体臭やおなら、デリケートゾーンのにおいが気になりだすママは少なくありません。どうして産後ににおいが強くなるのかを知っておけば、不安も解消できます。対策方法もあわせてお伝えします。

体臭がきつくなるのは汗が原因

産後は身体がまだ回復しきっていないうちから慣れない育児がスタートし、授乳するだけでも汗だくになってしまいます。産後のママは産褥期と呼ばれる、ダメージ回復の期間を過ごします。産褥期には女性ホルモンが一時的に、急激に減少します。その影響で更年期のような症状が出てきます。体温や汗の量の調節が上手くできなくなるのはその症状のひとつ。こんな産後の汗っかきは「産褥期多汗」と呼ばれます。
とにかく汗のケアを
汗から雑菌を繁殖させないためには、こまめに汗を拭いたり流したりすることが大切。赤ちゃんの世話で自分のことは後回しにしてしまいがちなママは、ワキパッドや速乾インナーを活用するのもよいでしょう。
ほかにもおすすめの方法が足湯。毎日きちんと汗をかくことはにおい防止に役立ちますが、産後約1カ月は湯船に浸かることができません。足だけでもお湯に浸けて、血流を良くしましょう。

おならは腸と骨盤がカギ

おならのにおいは腸内環境の悪化が原因。産後のホルモンバランスの乱れやストレスが関係しているといわれます。水分不足で便秘気味になり、おならのにおいが強くなることもあります。産後のママは汗をかきやすく、授乳も始まって水分不足になりやすいことに十分注意してくださいね。
母乳が出ていることも考慮して、水分は多めにとるようにしましょう。育児中ものどの渇きを我慢せずにさっと飲めるように、水筒やペットボトルを手元に置いておくと良いです。忙しいママは短い時間で食事しなくてはならず、胃や腸に負担がかかりやすくなります。食物繊維や発酵食品をできるだけ摂るように心がけましょう。
おならが止まらない?
においだけではなく、おならの回数が増えたり我慢できなくなったりするのも自然なことです。妊娠から出産までを通して骨盤周辺の筋肉は緩んできます。産後にその筋肉が元に戻るまでは、うまく力が入れられなくなってしまうのです。
簡単なストレッチで骨盤の筋肉を少しずつ鍛え直してあげましょう。体調の良いときを選んで実践し、痛みや不快感があるときには中止して身体を休めてください。
・仰向けに寝て両膝を立て、腰をゆっくり浮かせる
・うつ伏せに寝て両足を浮かせ、5秒間止めてから降ろす
骨盤そのものが緩んでいることでもおならは出やすくなります。最近は引き締め効果のあるベルトや下着を活用する人も多いですよね。産後のデリケートな身体に負担がないように必ず産後ママ用のものを選んで、無理のない範囲で使用しましょう

デリケートゾーンのにおいは清潔を心がけて

産後は悪露や汗でデリケートゾーンの環境は乱れやすく、かゆみやかぶれも起きやすくなります。育児で行きたいときにトイレに行けなかったり、何時間も我慢したり……。デリケートゾーンで雑菌が増えてしまいます。ナプキンをできるだけ替える、トイレに行ったときはビデで洗い流すなど、清潔に保つよう心がけがましょう。
酸っぱいようなきついにおいやひどいかゆみを感じたときには、治療が必要な場合もあるので病院へ行くこと。産褥期の傷が癒えていない生殖器からは菌が入りやすく、感染症にかかりやすい状態です。子宮の回復状態もあわせて相談してみましょう。

ママの身体はまだまだ変化の途中

産後ににおいが気になるのは自然なことで、身体の回復にあわせて徐々に軽くなっていきます。まだ本調子でない身体と睡眠不足、そして、赤ちゃんのお世話。ただでさえストレスフルなママの生活ですので、においに関しては悩んでストレスを溜めすぎないこと。「そのうち良くなる」と気長に捉えて、少しでも余裕を持って赤ちゃんと接したいですね。