おいしい料理は味や見た目だけでなく、香りも大事な要素ですよね。料理をより風味豊かにするにはフレッシュハーブが役立ちます。グリーンのハーブがちょっと添えられているだけで見た目もおしゃれな印象に。プランターでも丈夫に育つハーブと、お料理での使い方を紹介します。

パセリ

茎からちぎってお皿に乗せるだけの手軽さがうれしいハーブ。やさしい香りなので好き嫌いが別れにくく、家庭でも取り入れやすいですね。葉も茎もやわらかいので、そのまま食べられます。
包丁で細かく刻めばトッピングとして活用の幅が広がります。「スープやパスタをつくったけれど、なんとなく緑色が足りない」そんなときにはとても便利。パラッと振りかけるだけでおしゃれで色鮮やかな盛り付けに変身します。香りが強すぎないのでどんな味付けの料理でも邪魔しません。タルタルソースやドレッシング、ポテトサラダなどに混ぜても使えます。

ローズマリー

「聖母のバラ」という名前の通り、優雅で強さを感じる香り。フランス料理のブーケガルニにも使われるハーブで、お肉やお魚料理と相性ぴったりです。葉も固めなので枝から離さずに料理に使い、食べるときにはよけるようにします。
使い方は、フライパンやお鍋に枝ごと入れるだけ。煮込み料理には葉や枝などが残らないよう、だしパックにいれると便利です。ローズマリーは一気に高温で熱すると香りが飛んでしまうので、ソテーは葉が焦げないように少しずつじっくりと加熱しましょう。
忙しい人におすすめなのが、ジップ付きのビニール袋にお肉とオリーブオイル、塩コショウとローズマリーの枝を入れてマリネをつくり、冷凍庫にストックする方法。食べたいときには流水で解凍して、温めたフライパンに袋の中身を出して焼くだけ。時間がないときでもあっという間にメインディッシュをテーブルに並べられますよ。
オリーブオイルのビンにフレッシュのローズマリーを一枝入れておくとフレーバーオイルがつくれます。ちょっと香りをつけたいときにはオイルを垂らすだけ。テーブルの上でも手軽に香りづけできて便利。お好みで唐辛子やブラックペッパーなどを一緒に入れるとスパイシーな風味も加えられます。

スイートバジル

「ハーブの王様」といわれるパンチのある香りはイタリアンに欠かせません。バジリコと呼ばれることもあります。チーズやトマトとの相性が良く、パスタやピザなどに向いています。加熱すると香りが飛んで葉が真っ黒に変色しますので、食べる直前にフレッシュのまま盛り付けるようにしましょう。
たくさんバジルが採れたら、イタリアの家庭料理に欠かせない「ペスト」をつくってみませんか? パスタやお肉のソテーなどの味付けがこれひとつでできる便利な調味料。バジルと塩コショウ、オリーブオイルをミキサーにかけてペースト状にするだけで完成です。冷蔵庫に保管して早めに使いきってくださいね。
バジルは虫よけ効果もあるといわれるので、窓の外に1株置いておくと害虫対策にもなりますよ。

スペアミント

種類が豊富なミントのなかでも、ふんわりと軽く香るスペアミント。すっきりとさわやかな香りなので、食事中や食後のお口直しに役立ちます。デザートのお皿に茎ごと乗せたり、ケーキのクリームに葉を1枚差したり。見た目にもかわいらしい演出ができます。
いつもの紅茶も、茶葉にミントの葉を足して淹れるとすっきりとしたフレーバーティーになりますよ。もちろんミントだけでティーも楽しめます。夏は清涼感のあるアイスドリンクとして、冬から春にかけてはのどや鼻の不調を和らげるハーブティーとして、1年中活躍します。

ハーブは自家栽培がかしこい!

もともと野草で、生命力の強いハーブ。数日に1回水をあげれば、家庭でも簡単に栽培できます。ハーブはスーパーで買うと意外に高級食材。ホームセンターで1株買ってプランターに植えておけば、いつでも新鮮なハーブを少しずつ使えます。