「子どもなのに体臭があるなんて……」と落ち込んでしまいそうになりますが、子どもの頭皮のにおいを気にする親は少なくありません。親としては不安になりがちですが、実は子どもならではの理由があるのです。生活のなかにある、におい改善のポイントを紹介します。

子どもは代謝が活発

においの原因は皮脂や汗から繁殖した雑菌です。頭皮は身体の中でも、皮脂や汗の分泌が多い部位で。大人でも頭のにおいを気にしている人は多くいます。
子どもは大人と比べてさらに皮脂の分泌が活発です。大人と違って子どもの身体は、身体をつくるためにたくさんのエネルギーが必要で、子どもの代謝は大人よりはるかに良いのです。体温も大人より高めなうえ動き回ることが多く、皮脂や汗の分泌がさらに増えます。
また、子どもの肌は敏感なのでちょっとしたことで炎症を起こしたり、フケが出てきたりします。こうして出てくる老廃物は雑菌のエサになり、さらに増殖を促します。
髪の毛がにおっていることも
頭皮ではなく髪の毛からにおいが出ることもあります。子どもの髪は長時間外で遊んで日光をたくさん浴びたり、海の塩水やプールの塩素に触れたりして、傷みがちです。ダメージを受けた髪の毛はにおいを吸着しやすく、いろいろなにおいが移ってしまいます。

シャンプーの方法に問題

頭のにおいが気になるときにはまず、シャンプーが正しくできていないということが考えられます。子どもは小学校に入るころには自分でシャンプーできるようになりますね。ただ、全体に手が届きにくかったり、遊びながらお風呂に入っていたりすると、うまく洗えていないかもしれません。きちんと頭全体に泡が伸びていない、またはすすぎ残しがあるという場合には、それがにおいの原因になってしまいます。たまに一緒にお風呂に入って、子どものシャンプーの仕方をチェックしてあげてくださいね。
シャンプーしすぎにも注意
お父さんやお母さんがきちんと洗ってあげてもにおいが消えない場合には、洗いすぎが原因の可能性もあります。汚れと一緒に頭皮に必要な常在菌まで流してしまうと、雑菌が繁殖しやすい環境ができあがり、においが強くなってしまうのです。シャンプーが子どもの頭皮には刺激がありすぎて、肌荒れを起こしている可能性も考えられます。
このようなときには一度、お湯洗いも検討してみましょう。髪の毛をしっかりブラッシングして汚れを浮かせてから、お湯だけでマッサージするように洗います。整髪料をつけていなければ、これだけで汗や皮脂汚れはだいたい落とせますし、頭皮に必要な油分や常在菌まで取り去ってしまうことがありません。

食生活

皮脂のにおいが強く出る原因は、食事の中の動物性脂肪にもあります。バターやラードはあまりとらないようにして、オリーブオイルやコマ油など植物性の油に変えてみてくださいね。お菓子は生クリームを使った洋菓子よりも和菓子がおすすめ。過剰な塩分や油分はドロドロした汗の原因になります。スナック菓子やジャンクフードも、油が多いので注意しましょう。
食事はバランスも大切です。脂身の多いお肉だけでなく、成長のことも考えてタンパク質の多い赤身や鶏むね肉を選ぶようにしてあげましょう。お肉だけでお腹いっぱいにならないように、野菜も多めに取れるメニューをつくってあげるのもポイントです。

子どもの成長を見守りながらケアを

皮脂の分泌が多いのは子どもが成長しようとしている証です。元気いっぱい遊んで汗をかいたり、自分でシャンプーをしたりするのはとても良いことです。子どもの「やりたい」や「できる」を奪うのではなく、一緒に考えてサポートするかたちで、解決に導いてあげましょう。