日々寒さが厳しくなる季節。いろいろな寒さ対策がありますが、香りの力を活用するという方法はいかがでしょうか? 実は、香りをかぐだけで身体が温まりやすくなる精油があります。香りを使用して、心地よく冬を乗り越える方法をご紹介します。

寒さ対策と香りの関係

「香りの力だけで本当に寒さ対策ができるの?」と思われる方もいるはず。香りと寒さの関係をみていきましょう。
人が寒さを感じるのは、環境要因に加えて心理的な状況や、全身の血液の流れが悪くなっていることが主な原因として挙げられます。ストレスや不安などの心の負担は、交感神経の働きを優位にさせるため血管は収縮し、血流が悪くなってしまいます。また、仕事や勉強などで同じ姿勢でいることや、運動不足なども血流を悪くさせてしまう原因です。こうした原因で血流が悪くなることによって、寒気を感じやすい状態になってしまうのです。そうした状態を改善するために、香りの力を上手に利用しましょう。自分の好きな香りをかぐことでリラックスしたり、ストレスを解消したりということができ、副交感神経の働きが優位になります。副交感神経の働きが優位になると、血管がゆるみ血液の流れが促され、寒気の改善につながります。また、香りには精油の種類によって、リラックスだけでなく、血液やリンパの流れを促すものもあります。

寒さ対策につながる香り

冷え性の改善に活かせる香りの種類と、そのポイントをいくつかご紹介します。
 真正ラベンダー
自律神経を整える作用や、深いリラックス効果があります。鎮静や安眠の効果もあるため、身体と心のストレスの緩和を促します。子どもにも使用できます。
活用方法:芳香浴、入浴、スキンケアなど
相性のよい精油:オレンジ・スウィート、カモミール・ローマン、イランイランなど
 柚子
日本人には馴染みの深い香りです。気分を穏やかにし、明るく前向きな気持ちにさせてくれるといわれています。血流を促すことで身体を温める作用もあります。高濃度で使用すると肌に刺激を与える可能性があるので気をつけましょう。また、光毒性があるので、使用後は直射日光に当てることは控えてください。柑橘系は酸化しやすいため、できる限り早めに使いきりましょう。
活用方法:入浴、手浴、足浴、芳香浴など
相性のよい精油:ラベンダー、ネロリ、オレンジ・スウィートなど

手軽な香りの活用方法

リラックスしながら身体を温めるのに役立つ香りの活用方法をいくつか挙げてみましょう。
 入浴(全身浴)
入浴の際に精油を加えるアロマバスは簡単な方法で、精油の成分を湯気とともに口や鼻、肌からも効率よく取り込めます。湯船の温熱効果で精油をうまく取り入れると同時に、身体の芯まで温められます。アロマバスの場合は、ゆっくりとお湯につかる半身浴がおすすめ。ただし、3歳未満の乳幼児にはアロマバスは控えましょう。
方法:1.38度前後のぬるめのお湯をみぞおちの高さまで湯船にためる。
2.3~5滴の精油をお湯に入れ、直接肌に精油が触れないようお湯全体にまわるように混ぜる。
3.香りが揮発してなくなってしまった場合は、新たに精油を足す。肌への刺激を防ぐために合計で10滴までにする。
 手浴、足浴
全身でお湯につかるアロマバスよりもからだへの負担の少ない手浴や足浴は、高齢者や体力が低下している人でも手軽に楽しめます。また、短時間であっても全身をあたためられるので、時間のない時の寒気対策としておすすめです。マッサージやストレッチと組み合わせるとより一層、リラックスや身体を温められやすくなります。。
方法:1.手や足をつけられる大きめの洗面器やバケツに、お湯を手首、またはくるぶしほどの高さまで注ぐ。
2.2~3滴の精油をお湯に入れ、直接肌に精油が触れないようお湯全体にまわるように混ぜる。
3.お湯が冷めてきた場合には、身体を冷やさないように適宜お湯を足す。新たに精油を足す場合は肌への刺激を防ぐために合計で3滴までにする。

香りの力で寒い冬もぽかぽかに

芳香浴、アロマバス、手浴、足浴を組み合わせながら、体調や気分などを考慮して寒さ対策をしてみてください。香りを上手に活用して寒い冬もすてきな香りを楽しみながら、ぽかぽかに過ごしましょう!