仕事や勉強、運転など、集中力を要する場面は多いものです。そんなとき、集中力が落ちていると感じたらどうしていますか? 体を動かしたり音楽を聴いたりとさまざまな方法が考えられますが、今回は香りの力で集中力をサポートする方法をご紹介します。

香りが人に与える影響

香りは身体機能や精神活動に大きな影響を与えます。食事は、鼻をつまんで食べると味がよくわからなくなりますし、ふとした香りに心地よくなることもあれば、不快な気分になることも。香りは脳を「興奮」または「リラックス」した状態に導くことができるのです。

集中力を高めたいとき、維持したいとき

集中力を高めたいときには、眠気を覚まし、頭をスッキリさせるように香りで脳を刺激しましょう。集中力アップや集中力のキープに役立つ香りには、以下のようなものがあります。
 「集中力アップ」に役立つ香り
ペパーミント、レモン、グレープフルーツ、ユーカリなど
 「集中力のキープ」に役立つ香り
ペパーミント、ユーカリ、ベルガモットなど
 集中力を高めるブレンド
ブレンドA)
レモン10:バジル3:ローズマリー1:ペパーミント1の割合でブレンド
ブレンドB)
リッツァクベバ:カルダモン:レモン を同量の割合でブレンド

リラックスや鎮静作用が強いと言われる精油は、集中力を高めたいときには使用を控えましょう。これらは、脳や体をリラックスさせるように作用するため、集中力を低下させてしまいます。使用を控えた方がよい精油は、イランイラン、クラリセージ、ジャスミン、ネロリ、プチグレン、ベンゾイン、マジョラムなどです。
仕事や勉強などで集中したいときには、これらの香りが好きな人も使用を控え、仕事や勉強を終えた後のリラックスタイムに活用するようにしましょう。

集中力アップに挑戦してみよう!

集中力アップや集中力のキープに役立つ香りがわかったところで、次は香りの活用法をみてみましょう。
 外出先でも気軽に
ティッシュやハンカチに精油を1~2滴染み込ませて、香りを吸入します。強い香りの刺激は気分を悪くする場合もありますので、弱めの香りからはじめて少しずつ慣らしていきましょう。フィルターに精油を染み込ませることで、香りを身に付けられるペンダントも市販されています。
これらの方法のメリットは、場所を選ばないことです。
 芳香浴
精油は揮発性が高いので、簡単な方法で空気中に香りを漂わせることができます。その1つが「アロマポット」を利用する方法です。ポットの上部に水をそそいで精油を1~数滴入れ、下からろうそくで温めることで蒸気とともに香りを漂わせます。
小さな子どもやペットがいるから火を用いるのは心配だという場合は、電気式のアロマライトやファンで送風する器具、カード式の携帯できるタイプのものまであります。これらの器具がない場合には、マグカップなどに熱湯をそそぎ精油を数滴入れる方法もあります。
 入浴・手浴・足浴
入浴して気持ちをスッキリさせるには、少し熱めお湯に短時間つかるようにします。
アロマバスもおすすめです。バスタブに入れる精油の量は、普通の浴槽(200リットル前後)では3~5滴。肌に刺激を与えるスパイス系は、少なめにしましょう。また、柑橘(かんきつ)系の精油の成分が肌に残ったまま日光に当たるとシミや皮膚炎の原因になってしまうため、夜間の入浴で用いるようにします。
洗面器やバケツにお湯を張れば、手浴や足浴でも香りの効果が得られます。精油は1~3滴入れ、手や足を15分ほど浸しましょう。お湯がすぐに冷めてしまう冬場は、熱湯を少しずつ足して温度を調節しましょう。

香りを上手に活用

香りの力を活用すれば、日常生活で集中したい場面で大きなサポートが得られます。場面に応じた方法をうまく取り入れましょう。
精油を使用する際には、「原液を直接肌につけない」「傷や粘膜には触れないようにする」などの使用上の注意を必ず守り、安全面には十分に配慮することが必要です。