頭皮や首は汗や皮脂が出やすい部分。そこに毎晩触れている枕は、衣類の洗濯同様にこまめなケアが不可欠です。
丸洗いができる枕もありますが、洗えない枕の種類も多く、汚れや臭いが気になりますよね。
そこで今回は、衛生的に枕を保つ方法を、枕の材質ごとに紹介します。

ポリエステルわた
まずは、枕に付いているタグを確認しましょう。洗濯表示を見て、洗えるかどうかをチェックします。
ポリエステルわたのメリットは天日干しが可能な点。使っている枕が洗えないからといってがっかりすることはありません。
天気の良い日に、お布団と一緒にじっくり太陽に当てて殺菌しましょう。表面と内側のホコリを吸い取るように掃除機をかけると効果的です。
洗える枕なら、水洗いをします。おすすめは手洗い。大きな洗面器や浴槽を使用して優しく押し洗いをしましょう。
脱水は洗濯機を使用するとよいでしょう。
洗濯機を使用する場合はドライコースや手洗いコースなど、水流が穏やかなコースを選択しましょう。ポリエステルわたは軽く、空気を多く含むので水に浮きやすい性質があります。洗濯機の中でうまく水に浸らない可能性があるので、水が溜まったら一度フタを開けて枕を沈め、十分に水を吸わせるようにしてください。
生乾きはカビの原因になりますので、乾燥はしっかりと行いましょう。

そばがら
昔ながらの感触が気持ち良い、日本ならではの素材。通気性が良く、自然の素材ということもあって人気です。
自然の素材だからこそ心配なのが、虫や湿気。なるべく頻繁に、太陽が出ている日は毎日でも、日光に当てるようにしましょう。その際に気を付けたいのが、布団たたきなどで叩かないこと。そばがらが砕けて粉末状になってしまい、使用感が変わったり粉が表面に出てきたりします。
そばがらは、その名の通りそばの実の殻を乾燥させたものです。乾燥させて作られたものなので吸水性が高く、水に濡らしてしまうとなかなか乾きません。水洗いは厳禁です。

パイプ・丸ビーズ
細かく切ったストローのような素材がパイプ、穴の開いた小さなポリエチレンの球が丸ビーズです。どちらも水洗いが可能です。
中身が出てきてしまうと大変なので、洗う際にはファスナーがしっかり閉じているか、カバーに破れがないかを確認しましょう。枕が丸ごと入る洗濯ネットに入れると安心です。洗濯機ではポリエステルわたと同様に、ドライコースを利用します。
乾かす際にも天日干しが可能。中身にかたよりがないようにならして、内側までしっかり乾かしてください。

マイクロビーズ
やわらかい手触りのマイクロビーズ素材は、洗えるものと洗えないものがあります。タグを確認しましょう。
洗える場合も、中身が細かいために乾燥に時間がかかります。とはいえ、早く乾かすために乾燥機を使用することは避けた方がよいでしょう。熱でビーズが変質してしまう可能性があります。乾くまでに数日かかることを認識したうえで、天日干しまたは陰干しを行います。
洗えないものであれば、風通しの良いところで陰干しをするようにしてください。

羽毛・フェザー
基本的に水洗い、天日干しともに不可です。水洗いができるという商品もありますが、こまめに洗うのは考えものです。自宅で洗うとしても年に1~2回にしましょう。洗いすぎると羽根がへたって、ボリュームがなくなってしまいます。乾かすのにも時間がかかるので、水洗いした場合には浴室乾燥の機能などを活用するか、もしくは、天日で2日以上十分に乾かします。
普段は風通しの良い場所で陰干しします。表面のホコリを軽く払ったり、ブラシをつけた掃除機でなでたりして汚れを落とします。強くたたきすぎると羽根が折れてしまうので、優しく取扱いましょう。

低反発ウレタン
丈夫そうに見える低反発枕ですが、この素材も水洗いや直射日光は不可です。
ウレタンは吸水性が高く、水に入れると一気に重くなります。そして、水に濡れると非常にもろく破けやすくなりますので、持ち上げようとしただけでくずれてしまうことも。。万一、濡らしてしまったら、乾かすのには陰干しで1週間位かかります。。
天日干しをするとウレタンの素材の劣化が急激に進み、固くなります。普段のお手入れは陰干しだけ、と覚えておきましょう。もし汚れが付いてしまったら、よく絞ったガーゼなどで叩くようにして吸い取ります。

枕選びの参考にも

枕は毎日のリラックスタイムに欠かせないもの。枕を選ぶ時には、お手入れ方法も参考にしてくださいね。