少しずつ蒸し暑い季節が近づいています。外出や入浴の際にはきちんと臭い対策をしている方は多いでしょう。しかし、それに比較すると寝具の臭い対策は意外な盲点ではないでしょうか? 臭いを気にせずに心地よい中で就寝し、目覚めたいと思いませんか?
今回は、寝具の臭いのメカニズムとその対策をご紹介します。

寝具の臭いの原因は?

洗いたてや天日干しした寝具は心地よい臭いですが、「気が付けば臭い」ということはありませんか? 寝具の臭いは一体どこからやってくるのでしょう。
寝具の臭いについて「寝汗をかくから」と答える人がいますが、実は汗自体は無臭。真犯人は汗、皮脂、あかなどを食べる「菌」の仕業なのです。この菌は、汗、あかなどを栄養として臭いを放つ副産物をつくり出すため、臭いが発生します。臭いの原因を作り出す菌は、栄養豊富で高温多湿な環境を好むため、寝具はまさに菌にとって快適な場所といえます。

寝具の臭い対策は必要?

快適な寝室の気温や湿度であれば、目覚めた時にさほど寝汗は気になりませんが、実際のところ成人の場合で一晩に300cc~500ccの発汗があると言われています。下着やパジャマに吸収され、蒸散する量もあるため、汗のすべてが寝具に吸収されるわけではありません。
しかし、寝具は繊維質であり、表面積も大きい分、汗などの汚れに加えて臭いも吸収しやすいのです。そして、寝具についた汚れや臭いは原因を取り除かない限り蓄積され、より強い臭いになっていきます。これから蒸し暑い季節を迎えるにあたり、寝具の臭い対策を再確認しておきましょう!

適切な寝具の臭い対策

汚れが目立たなくても、目に見えない汚れが毎日少しずつ寝具に蓄積されていきますので、週に一度はお手入れをするよう心がけましょう。
シーツやカバー、枕など丸洗いできるものはきちんと洗濯して臭いのもとを取り除くことが大切です。丸洗いのできないものは、日当たりが良く風通しの場所に天日干しにします。そして、日光による殺菌効果と除湿、干した後にごみを払う(布団をたたく)ことで臭いの原因をある程度取り除くことができます。

寝具のお手入れの際に注意したいポイント
寝具を洗濯した際にはできるだけ短時間でしっかりと乾燥させてから使用すること。生乾きの状態は、部屋干しの嫌な臭いの原因になるモラクセラ菌を繁殖させてしまうため、かえって臭いの原因をつくってしまいます。悪天候などの場合には、お手入れの日を改めたり、乾燥機などを活用したりしてしっかりと寝具を乾燥させるようにしましょう。
悪天候が続きお手入れが難しい場合に、手軽にお手入れする方法もあります。それは、臭いの原因をつくり出す菌を除菌することのできるスプレーなどを使用する方法です。スプレーでは、寝具自体の汚れを落とすことはできませんが、一時的な消臭対策になります。

お手入れされた寝具で心地よい睡眠を

寝具の臭いの原因、対策ポイントなどを紹介してきました。寝具の臭いを抑えるにはこまめなお手入れがポイントです。いろいろな臭い対策を活用しながら、心地よい寝具で快適な睡眠をとれるよう工夫していきましょう。