暑い季節になってくるとクローゼットや押し入れのにおいが気になりだす、そんな経験はありませんか? 特にいままでと違うものを入れたわけでもないのに……と首をかしげてしまう不可解な現象。このにおいは皮脂臭とカビ臭だったのです。本格的な夏がやってくる前に、その原因と対策ポイントについてしっかり抑えましょう!

においを溜めこむ布製品

衣類だけではなく、布団やソファー、ぬいぐるみやカーペット、布製品などにはにおいが付きやすく取れにくいものです。繊維が入り組んでいて表面積が大きいことがその理由として考えられます。特にクローゼットは、狭く閉ざされた空間に布がぎっしり詰まっていますよね。どれかひとつがにおい出すと、クローゼット全体がにおいを持ってしまいます。

においの原因1:衣類に残った汚れ

洗濯したときに落ちきっていない汚れは、夏の暑さでにおいに変わります。においが発生する条件は、菌がいること、菌のエサがあること、高温多湿であること、の3つです。菌というのは私たちの生活空間に必ずいるものですが、閉めきった夏のクローゼット内でエサとなる皮脂汚れを発見すると悪さを始めるのです。
対策ポイント
毎日の洗濯に気を付けること。まず、洗濯槽をきれいな状態に保って、衣類を清潔に洗うことが重要です。洗濯機を回すときには詰め込みすぎず、規定量の洗剤を使います。多すぎる洗剤は汚れ落ちを悪くするだけでなく、衣類に残って菌のエサになってしまいます。
見落としてしまいがちなのがコートやジーンズです。着るたびに洗わないからと、そのままクローゼットに入れていませんか? 1度着たものはできるだけクローゼットに入れない、クローゼットに入れる前には陰干しする、夏前にクリーニングに出すといったケアが必要です。

においの原因2:梅雨の湿気

夏の前に続く梅雨の時期、クローゼットの中の湿度は最高潮に達します。この状態で夏を迎えると、カビ菌が喜ぶ環境ができてしまいます。クローゼットの中のコートやスーツが一面カビだらけという惨事は避けたいところですね。
対策ポイント
湿気対策には何より換気です。新しい空気を入れるため、部屋の窓を開けた状態でクローゼットも全開にしておきます。扇風機を回して強制的に空気を送り込むのも良いでしょう。
いちばん効果的な方法は、クローゼットの中身を全部出すことです。梅雨が明けたタイミングで、衣類をすべて出して一度陰干ししましょう。ついでにクローゼットの中に掃除機をかけ、衛生的な空間をキープします。
意外と気づかずにクローゼットに湿気を持ち込んでいるものがあります。それは、クリーニングから返ってきた衣類です。ビニールに包まれたままの衣類はまだまだ湿気を含んでいますので、ビニールは外して、陰干ししてからクローゼットにしまいましょう。ほこりが付かないのでこのビニールは便利ですが、カビのもとです。カバーは通気性のあるものを購入しましょう。

においが出る前に対策を

クローゼットのような閉め切った空間では、においを感じたときにはすでに衣類全体がにおいをまとっています。皮脂汚れと湿気をできる限りクローゼットに入れない心がけは、夏が始まる前が勝負です。いますぐ対策を始めましょう!