太っている人は体が臭いやすい傾向があります。しかし、汗だけが原因ではなく、ほかのさまざまな要因が重なっている場合が多いのです。詳しい原因や、具体的な対処法を知り、臭い対策に役立てていきましょう。

なぜ、太ると体が臭いやすくなる?

太るということは、運動量に対してカロリーの摂取量が多いということ。そうして余分に体内へ取りこんだ栄養素は処理しきれずに汗の中へ排出され、それをエサにする細菌の活動を活発化させてしまうのです。特に、肉類を多く摂る人は体臭もきつくなってしまいがちです。さらに、体にたっぷり脂肪を蓄えているので熱がこもりやすく、それを発散させるため汗をかきやすくなるという事情もあります。

運動をしないことも体臭の原因の一つ
また、太っていると体を動かすことが億劫になってしまいがちです。よく運動する人はその都度、汗と一緒に老廃物が体の外へ出るので、汗をかいても臭いにくいのですが、日頃あまり汗をかかない生活をしている人は、排出できない老廃物がどんどん体の中にたまっていきます。これが汗をかいたとたん毛穴から出てくるので、嫌な臭いが発生するというわけです。

食事抜きダイエットに要注意

また、痩せようとして食事を抜くのも良くありません。ダイエットをしたことがある人なら、自分の口や体から甘酸っぱい臭いが漂っていたという経験をされた人もいるのではないでしょうか。これは極端な食事制限によって体が危機感を感じている状態。あらかじめ蓄えていた脂肪やたんぱく質を分解して、エネルギー源となる糖質を作り出そうとすることによって起こります。この時、脂肪のままではエネルギーとしてうまく利用できないため、脂肪酸という物質を使おうとします。この通常とは異なる代謝方法が行われると、脂肪酸をスムーズに糖質へ変えることができず、乳酸やケトン体が発生します。これが、ダイエット臭を引き起こすと言われています。

食事の内容と運動を心がける
食事を抜くダイエットが体臭に直結することはお分かりいただけたと思いますが、ではどのようにすれば健康的に痩せることができるのでしょうか? 基本は「栄養バランスのとれた食事」と「運動」です。
太っている人は自分の好きな高カロリーの食事に偏っている場合が多く、食物繊維やビタミン類が不足してしまいがち。野菜や果物を積極的に取り入れ、足りない栄養はサプリメントで補いましょう。
運動は、体に負担がかかりすぎないよう、無理のない範囲で行ってください。筋肉量が増えると代謝が良くなります。ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動を毎日20分以上続けて、徐々に筋肉の量を増やしていくと良いでしょう。

今すぐできる臭い対策

太っていることによる体臭は、ダイエットを成功させることで解決できます。しかし、ダイエットには長い時間が必要なので、それまで臭いを放置しておくことはできませんよね。
そこですぐにできる対策は細菌を増殖させないこと。朝はできるだけシャワーを浴び、寝ている間にかいた汗や細菌を洗い流しておきましょう。その上からデオドラント剤を塗ったり、消臭機能のある下着を着れば、日中の臭いはかなり押さえることができます。デオドラントシートを持ち歩き、汗をかいたらすぐに拭き取ることも大切です。

臭いにくい体を作ろう

太っていると、どうしても体が臭いやすくなります。それ以外にも、さまざまな病気の原因になる可能性があるので、食事の内容や運動に気を配り健康的に痩せる努力をしましょう。脂肪の量が減れば、それだけ汗もかきにくくなり、臭いの悩みも減りますよ!