香水や柔軟剤など、時代を問わず女性に人気があるバラの香り。化粧品などにもバラの香りを含んだ商品が多く出ていますが、実は、女性がバラの香りを好むのには科学的な理由があるのです。今回はバラの香りと美容の関係をご紹介します。

バラの香りの特徴とは

花の女王と呼ばれるバラの香りは、古くから健康・美・若さの象徴として、さまざまな用途に利用されてきました。
女性はストレスがたまると、自律神経が乱れて女性ホルモンの働きや分泌量を減少させてしまい、ホルモンバランスが崩れやすくなるといわれています。バラの香りにはそうしたストレスやショックを和らげる役割があるといわれています。また、ホルモンのバランスを整え、ときめく気持ちを高めてくれるドーパミンや、しとやかな気分になるセロトニンという脳内ホルモンの分泌に働きかけ、心への影響はもちろん、皮膚のターンオーバーを促進してくれる体への影響もあるのです。

バラの香りに含まれる3つの成分

バラは500以上の香り成分が含まれるといわれていますが、女性にうれしい代表的な3つの成分についてご紹介します。

リラックスが期待されるゲラニオール
バラの良い香りは、ゲラニオールという成分が元になっています。このゲラニオールは抗不安、鎮痛、引き締めなどがあり、リラックスや肌への影響があると言われています。また、体内で吸収されると、一定時間後に汗腺から汗とともに放出されるそうなので、体臭や口臭が気になる方や美容に気を付けたい方は、定期的に市販されているドリンクなどで摂取してみましょう。

肌に潤いをもたらすエストロゲン
エストロゲンはホルモンバランスを整える働きがあり、生理痛や月経前症候群(PMS)、更年期障害の症状の緩和が期待できます。また、肌に潤いをもたらし、皮脂を抑える働きもあるため、ニキビを防ぎ女性にはうれしい成分です。

鎮静・安眠を促すティーローズエレメント
バラの香り研究所によると、バラの香りは大きく分けて甘いゴージャスな香りのダマスク系(ヨーロッパ系)と、紅茶のような優雅な香りのティー系(中国系)に分けられます。そのうち、ティー系のバラに含まれるティーローズエレメント(ジメトキシメチルベンゼン)という成分は、鎮静・安眠を促し、鎮静作用の高いとされているラベンダーをも上回るとされています。さらに、20歳から23歳の女性16人に行った、バラの香りによって皮膚バリア機能が変化するかという実験では、香りなしの場合に比べ、バラの香りを嗅いだ方が3時間後まで皮膚バリアが高まっていることがわかりました。香りが脳を刺激することで肌の力が増し、外部刺激からダメージを受けにくくなる、つまりバラの香りによって肌のターンオーバーが促進されやすくなるということがわかったのです。

香りを味方につけましょう

このように、女性にうれしく、リラックスできるバラの香り。女性は本能的にバラの効能の高さをかぎ分け、バラの香りを好んでいたのです。そんなバラをアロマやローズドリンクなどで上手に取り入れて、美活をしてみてはいかがでしょうか?