秋から冬にかけては、ブーツなど密閉度の高い靴を履く機会が増える時期です。靴を脱いだ後の足のおいには、人に知られたくないものです。この足のにおいはどこからくるのでしょうか?なぜこのように足のにおいは強烈なのでしょう。においの発生原因としてはいろいろ考えられますが、足の角質がたまったり、爪に垢がたまることで引き起こされるようです。におい対策のために取りたい、秋冬の足のお手入れ方法についてご紹介します。

季節の変わり目は足の皮がむける

季節の変わり目は、体調を崩しやすくなったり、疲れが出やすい時期です。自律神経の乱れやストレスによって足が多汗症になりやすくなるのも、春や秋など季節の変わり目です。もともと足の裏は汗腺が多い箇所のため、汗をかきやすいのですが、多汗症になるとよりたくさんの汗をかくようになります。多汗症がひどくなると、足の皮がむけてしまうことがあります。
一方、足の裏は汗腺が多いものの皮脂腺がないため、皮脂が分泌されず乾燥してかさかさになってしまうことが多い箇所でもあります。乾燥も足の皮がむける理由のひとつです。このまま放置してしまうと、むけた足の皮が雑菌のエサとなり繁殖してしまうため、クリームなどを塗って保湿するようにします。

たまった角質をエサに雑菌が繁殖

足の裏は、体重がかかるため、角質が厚くなる角化症を引き起こしやすい箇所でもあります。角質がたまると、角質をエサとして雑菌が繁殖してきます。これに足の多汗症などが加わることによって湿度が高く、エサが豊富にある、という雑菌にとって住みやすい環境ができてしまいます。
もともと足の裏には皮膚常在菌という雑菌が生息しています。この雑菌は角質などをエサとして、脂肪酸を作り出し皮膚の表面を酸性に整えて外部のバクテリアや細菌から守る、皮膚にとってはなくてはならない働きをしている菌です。しかし、必要以上に増えすぎると、雑菌が皮脂や角質を分解するときに「イソ吉草酸」を発生させてしまいます。イソ吉草酸は特定悪臭物質として悪臭防止法に登録されており、アンモニアの2万分の1の濃度で人がにおいを認知できるほど強烈なものです。足からにおうもわっとした悪臭がイソ吉草酸のにおいといえます。イソ吉草酸は、靴や靴下を脱いだとたん、まわりに強烈な悪臭を放ちます。
雑菌は、高温多湿でエサが豊富になるとどんどん繁殖していきます。雑菌の繁殖しすぎを防ぎ、ニオイの原因となるイソ吉草酸の発生を防ぐためにも、エサとなる足の角質がたまりすぎないようケアすることが重要です。角質ケアは、市販の角質削りで足を削り、そのあと尿素入りのクリームなどで足をやわらかくする、の手順で取り入れてみましょう。

爪からのにおいもチェック

足の爪の間は垢がたまりやすい箇所です。そのままにしておくと、雑菌は垢をエサとして繁殖してしまいます。ついつい見落としがちな場所ですが、爪の手入れも怠らないようにしましょう。爪ブラシで足の爪の間洗浄する、こまめに爪を切るなどの手入れをします。除菌効果のあるエタノールで足の爪を拭くのも効果的です。

フットケアでブーツを快適に履ける準備をしよう

しっかり足のケアをしておけば、ブーツを履いたときのにおい拡散の心配が軽減されるはずです。足のケアに加えて、消臭効果のあるストッキングや靴下を履くようにする、消臭効果や吸水性のあるインソールを使う、ブーツはローテーションで使い、同じ靴を続けて履かず乾燥させるようにする、などの気づかいも効果的でしょう。ブーツを脱いでも嫌なにおいがしないってステキなことだと思いませんか?