うだるような暑さの夏を終えて、ようやく過ごしやすい秋の季節になりましたね。肌寒い日や、台風など荒れ模様のお天気が続いて窓を開ける機会が減ると、お部屋の空気はこもりっぱなしになりがち。いつのまにか「なんだか部屋のニオイがクサイ……!」なんてことになりかねません。そこ役に立つのが部屋についている「換気扇」。換気扇を正しく使うだけで、ニオイが気にならない快適な部屋づくりができますよ。

換気扇の効果をおさらいしよう

そもそも換気扇が設置されている理由についてきちんと知っていますか? 換気扇の持つ大事な効果についておさらいしておきましょう。
・新鮮な空気を取り込む
暖房やキッチンを使うことによる二酸化炭素や一酸化炭素、ホコリや雑菌など家の中は生活しているうちに自然と空気が汚れていくもの。また、最近の家は気密性が高いので季節を問わずいつでも快適な状態を保てる反面、汚れた空気が外に出ていくことが難しい造りになっています。換気扇を使って新鮮な空気を取り込む必要があるのです。
・ニオイの解消
換気扇は部屋の中のさまざまな臭いを排出する効果があります。特に秋はサンマやニンニクなど臭いのあるものを調理する機会も増えますよね。料理中には換気扇を回しておくことで食品や油の臭いを排出することができます。
・家が痛まない
換気扇で空気を入れ替えることで湿気対策にもつながります。湿度が高い状態が続くと結露やカビが発生し、柱や床下をはじめ家屋が傷む原因となりかねません。大切な住宅で長い間快適に過ごすために、換気扇は重要な役割を担っています。
・雑菌やウイルスの排出、病気予防
健康に暮らす目的でも、換気扇が欠かせません。家の中には見えていなくてもさまざまな雑菌やウイルスが存在しています。だんだん寒くなっていく秋冬の季節には、風邪やインフルエンザにも気をつけたいですよね。換気によって常に新鮮な空気を取り込んでいくことで病気の予防につながります。

換気扇はつけっぱなしでいいってホント?

家の中でさまざまな役割を持つ換気扇。現在の新築マンションでは24時間換気システムの設置が義務化されている程。だからこそ、24時間つけたままでもOK。家の中で発生するさまざまな臭い、ほこりや湿気はいつのまにか蓄積していきます。電気代の節約のため、換気扇をつけたり消したりする人も多いですが、実は換気扇の電気代はそう大きな金額ではありません。もちろん家庭により異なりますが、ずっとつけっぱなしにしていても一カ月で数10円~100円前後、高くても数百円以内で済むことがほとんどです。ほかにニオイや病気予防の対策にお金をかけたり、家の寿命が縮んでしまうことを考えれば換気扇の電気代は安いものではないでしょうか。なお、24時間換気システムは、室内の給気口から自然に給気し機械で強制的に排気しています。冷暖房のロスもあるとは言われますが、健康にはかえられませんよね。

より効果を高める換気扇の使い方

換気扇は使い方次第でその効果を更に高めることができます。換気扇の正しい使い方についてポイントを見ていきましょう。
・給気する
換気扇の働きは、空気を排気すること。部屋の空気を排出することはできても、新しい空気を取り込む働きはありません。そのため、外からの空気を取り入れる「給気」も意識しましょう。換気扇を使っている間は窓を開けると効率よく空気の入れ替えができます。マンションなどでは給気口が設置されていることが多いので、これを活用してもよいでしょう。
・空気の流れをみる
換気中の給気は、空気抵抗を意識することも大事です。窓は全開にするのではなく、少しだけ開けると外からの空気が勢いよく入って、換気扇から室内の空気が排出されます。また、換気扇から近い距離の窓を開けても部屋全体の換気にはならないので注意が必要です。少し離れた部屋の窓を開けて給気するようにしましょう。
・メンテナンス
換気扇は機械ですから、もちろん定期的なメンテナンスも必要です。換気扇がいつも汚れていたり、フィルターが詰まっていたりしていると換気の効果も薄れてしまいます。本体からフィルター、ファンまで、ブラシやスポンジを使って掃除します。できれば年に2回ほどはお手入れしておきたいですね。普段からフィルターカバーを付けておくと、掃除も楽になるのでオススメです。
普段何気なく使っている換気扇ですが、実は部屋のニオイ対策に効果バツグンの優れモノ。今からでも換気扇の使い方、見直してみてくださいね!