昔は、どこの家庭にもあった常備薬のタイガーバーム。鼻づまりや肩こり、捻挫などのケアに使われ、ガツンとしたミントの香りが特徴のシンガポールや香港のお土産の定番品です。実は、このバーム(軟膏)は、家庭でも簡単にを作ることができます。ここでは、ペパーミントを使ったバームの作り方をご紹介します。

昔から愛用されていたタイガーバームとメンソレータム

タイガーバームは、シンガポールで製造販売されている外用消炎鎮痛剤です。ワセリンとパラフィンをベースとした物に、dカンフルとl-メントール、カヤプテ油、クローブ油、シナモン油が加えられている天然由来成分で出来た軟膏です。
アメリカで19世紀に開発されたメンソレータムも同様に、l-メントールなどとワセリンの組み合わせで作られています。

手軽に作ることができるペパーミントバーム

では、タイガーバームやメンソレータムのようなミントの軟膏を、家で手軽に作ってみましょう。ここでは、ワセリンよりもべたつかず、肌の保護作用が高いミツロウとシアバター、ホホバオイルを使ったバーム(軟膏)の作り方をご紹介します。
※ミツロウ、シアバター、ホホバオイルとはミツロウは、ミツバチが巣を作る時に分泌する動物性ワックスです。抗菌・保湿作用があります。シアバターは、アフリカ諸国に分布するシアの木の種子から採れる植物性のバターで、抗菌・抗酸化・保湿作用があります。
ホホバオイルは、ホホバの実から採れるオイルで、酸化しにくくさらりとした使用感のオイルです。
未精製と精製の違いは
ミツロウ、シアバター、ホホバオイルには、未精製のものと精製のものがあります。
未精製のものは、不純物を取り除いていない素のままの状態です。有効成分がそのまま含まれているので、効果が期待できます。逆に、精製されているものは、不純物が取り除かれ無臭で無色又は白色をしており、精製される際に有効成分も一緒に取り除かれいる可能性があります。しかし、アレルゲンの成分が取り除かれるため、アレルギーがある人や肌の敏感な人は、精製されたものを選ぶ方が良いでしょう。

ペパーミントバームの作り方

バーム(軟膏)には、ハーブの脂溶性成分が含まれています。皮膚に塗ることで、外部の刺激や乾燥から肌を守り、体温で温められることで有効成分が徐々に体内に浸透していきます。
◎作り方
1.ミツロウ3gとシアバター2g、ホホバオイル25mlをビーカーに入れます。
2.鍋にお湯を沸かして、ビーカーを浸しミツロウとシアバターが溶けるまで木べらでかき混ぜながらとろ火で温めます。
3.ミツロウとシアバターが溶けたら、ビーカーを取り出して遮光のガラス瓶に入れます。(ビーカーが熱くなっているので火傷に注意てください)
4.ミツロウとシアバターが固まり始めたら、ペパーミントの精油を6滴入れ、木べらでよくかき混ぜ、固まったら、蓋をして冷暗所で保存します。
※ 雑菌が入らないように注意をして、6か月以内に使い切りましょう。
※ ペパーミント精油にユーカリやティートリー、ラベンダーなどの精油をブレンドしても良いです。

ペパーミントバームの活用法

ペパーミントバームは、軽いやけどや切り傷虫よけ、虫刺され、肩こり・腰痛・筋肉痛、乗り物酔い、吐き気、風邪、鼻づまり、疲労感、不眠症などに利用できます。
常備すると意外と重宝するペパーミントバーム。作ってみてはいかがですか?