ラッシュアワー時には他人との距離が近くなります。人いきれで蒸し蒸ししやすい車内、柔軟剤のニオイでさえ敏感に感じるような人もいます。2015年に実施された「他人のニオイが気になるとき」のアンケートによると、電車の中が断トツ一位でした。男女ともに電車の中を他人のにおいが気になる場所として挙げています。最も他人との距離が近くなるともいえる、通勤時に気をつけたいニオイの最低限のエチケットについてお伝えします。

口臭

通勤電車内で特に気になるニオイとして上位に挙げられているのが口臭。前日のお酒のニオイが残っていたり、自分では気づかないニオイを他人が気にしている可能性があります。口臭は自分では気づきにくく、また他人もなかなか指摘しづらいにおいです。通勤中に知らないうちに人が離れて行ってしまう、不快そうにこちらを見てくる、などに気づいたらちょっとショックですよね。
そんな口臭対策に即効的に有効なのがマスクをすることです。マスクをすれば、口臭が漏れにくくなります。

体臭

通勤電車で気になる他人のニオイとして上位に挙げられています。「体臭」も口臭と同じです。女性の多くが他人の体臭が気になるとコメントしているそうです。そのほか、汗のにおい、足のにおい、ワキガが気になるという意見も多く挙がっています。
また、自分が他人のニオイが気になる反面、他人に不快な思いをさせていないか心配を抱えている人も多いようです。通勤電車で体臭を発しないようにと焦るとそれがストレスになります。ストレスを感じると、交感神経が優位になり、交感神経がエクリン腺を刺激することにより、汗が出やすくなります。ストレスは大量の活性化酸素を発生させるため、これによって過酸化脂質がつくられます。この過酸化脂質もニオイのもとになるといわれます。そのため、あまりストレスを感じないようにすることも、におい対策になります。
体臭が発生する原因としては、主に40歳を過ぎた男性に発生するといわれる加齢臭(最近では低年齢化が進んでいるそうです)、肉中心の食生活、喫煙習慣などが挙げられます。
対策は、運動をしたり、サウナに入って汗を流すことで体内の老廃物を出すこと、体を錆びさせないようにする抗酸化力の高い、ビタミンC、ビタミンE、リコピンなどを取得することです。お茶に含まれるカテキンは抗酸化力が高く、またニオイを抑える効果もあるといわれているので、積極的に摂りたい食品です。

トイレタリーのニオイ

体臭、口臭に続いて、意外なことに化粧品、整髪剤、香水のニオイなども通勤電車の中で気になるにおいランキングの上位に入っています。
ニオイについての好みは人それぞれで、これが難しいところです。自分ではいい香りだと感じていても、他人にとってはくさいニオイになっている可能性が高いのです。かといって、他人を気にしすぎて好きな香りを楽しめないのも、少し残念です。
対策としては、化粧品や整髪剤、柔軟剤などはできるだけ無香料のものを選ぶ、または使用を少な目にすることです。そのほか、アロマなどにおいがその場で消えてしまう揮発性の高いものを使う、万人受けするタイプのものを選ぶなども効果的です。

公共の場ではお互いさまという心も大切

人にくさいといわれるとそれがトラウマになってしまうことがあります。あまり神経質になると、他人のにおいへの許容範囲が狭くなってしまう可能性があります。ただでさえイライラしがちな満員電車の中、お互いに気をつけ、少しでも快適に過ごしたいですね。