香水を使ってみたけれど、つけ過ぎで周囲から嫌がられたという話をよく耳にします。香水は、濃度によって適量やふさわしいシーンがあることをご存じですか?香水の基本的な知識と日本でのトレンドをご紹介いたします。


耳たぶや首すじに付けるのは間違いだった!?おすすめの場所とNGの場所

香水をつけるとき、体のどの部分につけていますか?耳の後ろ、手首のイメージが強いと思います。じつはこれ、あまりおすすめではない場所なのです。日本では、香水はほのかに香るのを好む傾向にあります。耳も手首も周囲の人の鼻に近い場所にあり、直接的なきつい印象を与えてしまいます。
香水をつけるのにおすすめの場所は、ウエストや膝の裏といった、周囲の人の鼻から遠い下半身がおすすめです。足首につけるのも、歩くたびにフワッと香ってすてきです。

香水の種類と持続時間
香水を買いに行ってみたら、オードパルファン、オードトワレ・・・色々と種類があってどれを選べばいいのかわからないことがありませんか?
香水は、香りの濃度(賦香率)により4種類に分けられます。

パルファン・・・賦香率18~30%、持続時間5~12時間。最も濃度が高い。つけすぎに注意して、「点」を意識してつけるようにしましょう。パーティーなどの華やかでフォーマルな場にふさわしいとされています。

オードパルファン・・・賦香率15%、持続時間5時間前後。パルファンとオードトワレの中間。パルファンより気軽に使えるため、人気があります。

オードトワレ・・・賦香率8~12%。持続時間3~4時間。カジュアルに使えます。仕事につけていっても問題ないですが、スプレータイプのものが多く、つけ過ぎには注意しましょう。

オーデコロン・・・賦香率2~5%。持続時間1~2時間。最もカジュアル。スポーツの後のリフレッシュやお風呂上りにも。全身のどこでも「面」でつけて大丈夫です。

1つの香水には数十種類もの香料が配合されています。香料によってすぐ揮発してしまうもの、長い時間香りが残るものがあり、時間の経過により3段階に香りが移り変わっていきます。

まず、つけてから30分くらいの香りをトップノートと呼びます。シトラスやスパイスなど揮発性の高い香りですぐに飛んでしまいます。レモン、ベルガモット、ラベンダー、タイムなどです。

2番目は、つけてから30分から1時間くらいの香りでミドルノートと呼びます。すべての香料の調和がとれ、その香水の特徴を最も強く表すものです。フローラル系やフルーティー系が多いです。

最後に残る、つけてから2時間以上の香りをラストノートと呼びます。アンバー、ムスク、サンダルウッド等といった、樹木や動物性の香料です。


香りのトレンド傾向

女性向けの香水では、フェミニンかつ前向きな現代女性を表現した香りが人気です。
ある香水は、トップノートは朝の新鮮な花々、ミドル・ラストノートはスパイシーだけど安らぎを感じる穏やかな香りです。
またある香水は、トップノートはフレッシュで軽やかなグリーンの香り、ミドルノートはクラシックなローズを現代的にアレンジして、ラストノートはアンバーやシダーウッドの心地よい香りが続きます。
男性向けの香水では、クセのない、爽やかな香りが人気です。
シトラスなどの柑橘系のトップノートの後にウッディが穏やかに残るものなどが売れ行き好調のようです。

これらのトレンドから読み取れることは、嫌味の無い・爽やかな香りが人気を得ているということです。日本は諸外国のような体臭を香水で消すという歴史や文化がないためか、セクシーな香りがプンプンするのは敬遠されるようですね。それに加え、どんな素晴らしい香りも、やはりつけ過ぎには注意が必要です。
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