実際のにおいと、まわりの人が受け取っているにおいには差があります。実は加齢臭はしていないのに、普段の言動によって加齢臭がしているかのような印象をまわりに与えているかもしれません。「においには気をつけているのに、まわりの反応が悪い……」という人は、「においそう」と思われる行動がないかチェックしてみましょう。

人は見た目でにおいを想像する

においは視覚から呼び起こされます。実際にはにおいがしなくても、目から入ってきた情報をもとに脳ではにおいを勝手に想像してしまうのです。同時に、嗅覚は記憶とも深い結びつきを持っています。たとえば目の前にバラの写真があるとき、無意識のうちに人は過去に嗅いだバラの香りを思い出します。
この現象は加齢臭に対しても当てはまります。人々は今までの経験と記憶から、「おじさん=加齢臭がするのでは?」というイメージを脳のなかに持っています。そこにおじさんらしい言動が加わったとき、「この人はおじさんくさい」と無意識に決定します。バラの写真を見てバラの香りを思い出すように、おじさんを見て加齢臭を思い出してしまうことがあるのです。

心当たりは?「おじさんくさい」言動チェック

まわりから「おじさんくさい」「においそう」と思われてしまう言動をしていませんか? 心当たりのあるあなたは損しているかもしれません。
不必要に靴を脱ぐ
オフィスで、電車のなかで、何気なく靴を脱いでいませんか? お座敷での食事など必要な場合には構いませんが、不必要に靴を脱ぐ姿はだらしない印象を与えます。
服がシワだらけ、汚れたまま
加齢臭に限らず、不衛生なものを見ると人は嫌なにおいを想像します。黄ばんだシャツ、シミがついたネクタイ、シワだらけのスーツ、フケが落ちたコート……。人は「洗っていないのかな?」と思った瞬間、においを想像しだします。
音を立てて食べる、ゲップをする
食べ方には育ちや習慣が出ます。食べている様子を見た人が不快になるだけではなく、「デスクに食べ物が落ちて不潔そう」「家も散らかっているのかな」と、どんどんイメージを膨らませてしまいますよ。
おしぼりで顔を拭く、隠さずにつまようじを使う
本人はさっぱりしていても、顔を拭いたおしぼりや歯の掃除をしたつまようじを目の前に置かれると、多くの人は不衛生に感じます。一緒にいる人や、あなたが使ったものを片付ける人への気遣いを忘れないようにしたいですね。
「歳だからしょうがない」が口癖
仕事のことや身体のことに関する色々な悩みや周囲からの指摘を、この一言で片づけようとしていませんか? 「しょうがない」という諦めのフレーズからは、羞恥心と配慮のなさが感じられます。

大切なのは清潔感。エチケットを忘れないで

おじさんくさいと思われないためには、「年齢を重ねても気を遣っている」と感じてもらうことが大切です。においと記憶の関係を逆手に取り、「あなた=加齢臭のしない人」というイメージを植え付けましょう! 一度相手に「清潔感のある人」という印象を持ってもらえれば、次にあったときにもそのイメージは継続されるのです。
身だしなみを整える
毎日身に付けるものこそ気配りが大切。いつもそばにあるものの汚れや傷みは自分ではなかなか気が付きにくいものです。セルフチェックだけではなく、こまめに家族に指摘してもらうなどして清潔な服装を維持しましょう。
食事のマナー
基本的に音を立てるのはNG。食べながらしゃべる、肘をついて食べるなど基本的なマナー違反も再確認しましょうね。ゲップや口内のメンテナンスは、トイレや更衣室などあまり人目につかない場所で。つまようじではなく歯磨きやうがいを取り入れると口臭予防になります。
向上心のあるおじさんはかっこいい
仕事での責任が増し、部下を持つ立場になると自分の考えを聞いてほしくなるのが人というもの。聞き飽きたおやじギャグ、上から目線の発言は煙たがられます。相手が若い部下であってもきちんと話を聞き、一緒に成長していこうという姿勢が見えるおじさんには、自然と人がついてくるはずです。

人間関係はイメージで変わる

せっかく加齢臭対策をしていても、普段の立ち振る舞いで「においそう」と思われてしまうのはもったいないですよね。周囲への気遣いやエチケットは円滑な人間関係に必要不可欠なもの。今日からの心がけで、さわやかなおじさんを目指しましょう。