鼻水や目のかゆみにはじまり、頭がぼーっとしたり肌が荒れたり、花粉症のシーズンはとにかく憂鬱なもの。それだけでもつらい花粉症ですが、この季節に「なんだか口の臭いが気になる……」と感じたことはありませんか?実は花粉症によって口臭が出やすくなっている可能性があるのです。その原因を知って、対策を実践しましょう。

花粉症でおこる口臭の原因は?

口臭は花粉症の症状として出てくるわけではありません。口臭の大きな原因は唾液の不足です。口の中は通常、唾液によってうるおっています。唾液は食べカスを洗い流して雑菌のエサを減らしたり、雑菌そのものを死滅させたりと重要な働きを担っているのです。唾液がなくなり口のなかが乾燥すると、口臭が発生しやすい環境になるのです。
鼻が苦しく口呼吸に
花粉症によって鼻づまりが起きたり鼻水が出たりすると、どうしても鼻での呼吸が妨げられて口呼吸になりやすくなります。口呼吸によって口が常に空気の通り道になっていると、口内がどんどん乾燥してしまいます。
薬の影響も
花粉症の時期は薬を手放せず常用している人も多いのではないでしょうか。花粉症や風邪の薬で「口渇」という副作用が出ることがあります。「薬を飲むとのどがイガイガする」という経験はありませんか? この副作用によって唾液の分泌が減り、口の中の乾燥を促してしまうのです。

マスクもにおっている!

花粉症の人にとって手放せないマスク。花粉を吸いこまないためだけではなく、口臭対策としてマスクを付けている人もいるかもしれません。口内の乾燥を防いだり、臭いが口からもれるのを防いだりするには有効かもしれませんが、そのマスクにも注意が必要です。
はずす瞬間に注意
臭いがもれないということは口内に臭いが溜まっているということ。口が換気されていなかった分、マスクをはずすタイミングで放出される臭いは強くなりがちに。根本的に口臭を抑えるケアをしなければ、臭いは出てしまいます。
マスク自体の臭いも
口に直接触れているマスクには雑菌が移っています。長時間つけっぱなしにしていると、温かく湿ったマスクも雑菌・においの温床に変化してしまう危険が。マスクはこまめに新しいものに取り換えるように心がけましょう。

口臭対策は?

口のなかが乾燥して雑菌が繁殖することが口臭の原因です。臭いを防ぐためには、口内の乾燥と菌の繁殖を抑えることが大切です。
乾燥を予防する
舌を使って唾液の分泌を増やすことができます。舌の下側の付け根あたりにある、舌下腺という部分を刺激してみましょう。また、舌で頬の内側を触ったり、舌で唇の内側を1周なめたりするエクササイズも手軽です。。ガムやキャンディを口に入れることでも唾液の分泌を増やし、乾燥を防げます。虫歯も口臭の原因になってしまいますので、キシリトールが入ったものやノンシュガーのものがおすすめです。水分をこまめに摂取することも心がけましょう。
雑菌をとどめさせない
くさいにおいを放つ雑菌を口のなかから洗い流すことも大切です。食事のあとは歯磨き。口内を洗浄することで菌の繁殖を抑えるだけでなく、食べ物のカスが残ってにおいを出すことも予防できます。毎回歯磨きをすることが難しい場合は、デンタルリンスでのうがいを取り入れるなど工夫したいですね。

口臭ケアでさわやかに

つらい花粉症の症状に気をとられて、口臭対策まではなかなか気が回らないかもしれません。しかし、花粉症シーズンである春は出会いの季節でもあります。相手に不快感を与えないよう、清潔感を持って接するためにも、お口のケアを取り入れてましょう。