エイジングケアというと女性がお肌や髪をケアするイメージが強いですが、歳を重ねるにつれ変化するのは体臭も一緒。特に、仕事にも家庭でも脂の乗ってくる30代から40代にかけては、男女共に加齢に伴う臭いが発生する可能性が避けられません。今回は、そんな体臭のエイジングケアの方法をご紹介します。

加齢に伴う体臭の変化は男性だけでは無かった!?

資生堂が20代~50代のビジネスパーソン2,400名(年代別男女各300人)を対象に行った「ニオイに関する実態調査」では、加齢に伴う臭いが発生すること自体は95%以上の人が認知しているものの、女性にも加齢臭があることを認識している人は半数以下の47.8%にとどまるという結果が出ました。これはつまり、加齢に伴う臭い=男性というイメージが定着していることがうかがえますが、30?40代で発生し始めるミドル脂臭や50代からの加齢臭など、体臭の変化は実は女性にも同じように発生するのです。
その証拠に、同じ調査で全体の72.8%の人が職場の他人の加齢臭を感じている中で、男性は63.5%が、女性に対してもその約半数の35.9%が加齢に伴う年齢特有の臭いを感じていることがわかっています。女性も30代を過ぎたら加齢に伴う体臭ケアを意識しておく必要がありそうです。

体の洗い方に要注意。ふわふわ洗いで臭いを撃退!

では、どのようなケアが効果的なのでしょうか。
加齢に伴う臭いは、主に後頭部や首の後ろから背中にかけての辺りで発生することがわかっています。体中の皮脂の中に存在すると言われている、加齢に伴う臭いの原因はノネナールという物質です。このノネナールの元となるパルミトレイン酸が、後頭部など特定部位から臭うのは、その部分が洗いにくいところだから、ということも原因の一つとして挙げられます。とはいえ、加齢に伴う体臭は不潔にしているから発生するものではありませんので、後頭部から背中などの手の届きにくいところや、皮脂の多い胸などの体幹をきちんと毎日洗い流しておけば、十分効果的なケアになります。
ただし、その際に、臭いをしっかり消したいからと言ってごしごしこすり洗うのは厳禁。ナイロンやポリエステルなど合成繊維の硬いタオルは、泡立ちもよくタオルの持ちもよいですが、ごしごし皮膚をこすってしまうと、常在菌の中でも余分な皮脂や脂を分解してくれる善玉菌まできれいさっぱり流してしまいます。善玉菌が皮膚から居なくなると、今度はアンモニアなどの悪臭を発生させる悪玉菌が増加して、体臭を悪化させるという本末転倒なことにもなりかねません。
体を洗う時は、天然繊維のシルクや絹などのタオルを使用するのがおすすめ。泡立ちが悪い場合は、泡立てネットなどで泡を作りそっと肌を包むように洗うだけでも、皮膚の上のほこりや皮脂は綺麗にすることができるのです。

専用のケアグッズと洋服のこまめなケアも重要

最近では、パルミトレイン酸を抑える抗菌作用の入った加齢臭専用のスプレーや、デオドラントシートも販売されていますので、外出先でも気になったらこまめにケアできるよう、普段からカバンに一つ忍ばせておくのも効果的です。また、体から出た皮脂や臭いは洋服にも付着してしまうため、特に重ね着をする冬場こそこまめに洗い流しましょう。セーターやニットなど何度も洗濯しづらい洋服は、クリーニング屋さんを上手に利用するのも賢い方法です。
加齢に伴う臭いの変化は避けられないものですが、臭いケアはいまや大人のみだしなみの一つ。毎日の生活の中でこまめにケアをして、体臭の悩みとは無縁の素敵な大人ライフを満喫してください。