冬こそ気になる“冬ワキガ“の対処法

体臭

ワキガと言えば、汗をかく夏に気になるというイメージですよね。でも、実は冬こそ気をつけなければいけない厄介なものだったのです。今回は、冬にワキガの臭(にお)いがきつくなる理由と、その対処法についてご説明します。

夏よりも濃い冬のわき汗。臭いがきつくなる理由。

冬は、夏とは違いあまり汗をかきません。そのため、臭い対策にも気を抜いてしまいがちなのですが、ここが落とし穴に!冬は何枚もの衣服で肌を包み込むので、風通しの良い夏とは比べものにならないほどワキの下が蒸れています。おまけに外に逃げることのできない臭いが服の中にこもって蓄積され、どんどん強くなるという悪循環が起こるのです。また、肌が乾燥することも冬ワキガが悪化する原因の一つです。私たち人間の肌は、乾燥がひどくなると危機感を感じ、体から皮脂を分泌して肌を守ろうとします。そのため、過剰に分泌された皮脂と汗、雑菌などが混じり合い、強い臭いを発生させてしまうのです。

臭いが気にならない通気性のよい服とは?

ワキガの臭いをこもらせないようにするためには、通気性のよい素材で作られた服を選ぶことが大切です。素材別に、上手な着こなし方と洗濯の方法をご紹介いたします。

■麻(リネン)
麻は、非常に古くから衣服に使われてきた伝統的な素材です。軽くて薄いイメージから夏専用と思われるがちですが決してそんなことはありません。いかにも夏のアイテムらしいジャケットやスーツなどではなく、シャツやTシャツ、インナーなどは冬に着てもおしゃれです。服にワキガの臭いが染み付いてしまったら、ぬるま湯と洗剤でつけ置き洗いをしましょう。麻は洗濯機で洗うとシワになりやすいので、シワと臭いを同時に防ぐことのできる手洗いがおすすめです。もしどうしても臭いがとれない場合は、漂白剤を使ってみましょう。ただし、色落ちには気を付けてください。

■綿(コットン)
肌ざわりがよく赤ちゃん用の肌着によく使われる綿も、通気性のよい素材です。また、吸水性もよいので、汗をかいても素早く水分を吸収し発散してくれます。ワキガ体質の人には、まさにうってつけの素材であると言えるでしょう。洗濯機でガンガン洗えるのも嬉しいところ。毎日こまめに洗って天日干しし、臭い物質を飛ばしてしまいましょう。

冬ワキガを防止するための方法

つらい冬ワキガを防止するためには、通気性の良い服を着る他にもいくつか気をつけたいことがあります。

・保湿をする
皮脂の過剰な分泌を抑えるため、ワキの下は常に潤った状態にしておきましょう。ワキガ用に開発されたミョウバン配合のクリームなどが嫌な臭いを抑えながら肌をしっかり保湿してくれるのでおすすめです。

・質の良い汗をかく
汗にもいろいろな種類があり、臭う汗をかく場合は汗腺の機能が低下している可能性があります。普段あまり汗をかかない人は質の悪い汗をかきやすいので意識的に汗をかいて汗腺を鍛えましょう。汗腺機能を鍛える入浴法でいい汗をかきましょう!

【汗腺トレーニング入浴法】
①高温での手足浴・・・湯船の1/3くらいまでの少し熱めのお湯につかります。このとき、ひざから下とひじから先が湯船につかるように10~15分入ります。
②微温での半身・全身浴・・・①の湯船に水かぬるま湯を足し、36度(冬場は38度くらい)にして再び10~15分ほどつかる。このとき、湯船にコップ1杯の酢をいれると発汗作用がUPします!

入浴後は、しょうが、はちみつ、お湯を混ぜたショウガドリンクを飲むとより汗腺機能が高まります。
上記以外にも、普段から38度、20~30分の半身浴でじっくり体を温めましょう。のどが乾いたらこまめに水分を補給してくださいね。汗腺が鍛えられて汗の質が変わって臭いがしにくくなります。

日頃の生活習慣で臭いはもっと抑えられる

冬ワキガの臭いを抑えるためには、お風呂の入り方や洋服の選び方に気を配ることが大切です。同時に、体臭の原因になりやすい肉類を控えたり、ぐっすり眠って新陳代謝を促したりするのも効果的です。ワキガ用のクリーム(乾燥ケアにはクリームがオススメ)やデオドラントシートを持ち歩き、こまめにワキのお手入れをすることも忘れないでくださいね!

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