これからの時期も怖いO-157とは?

O-157は、腸管出血性大腸炎のひとつです。大腸菌は、健康な人でも腸の中にいますが、腸管出血性大腸炎は、「ベロ毒素」という強力な毒を作りだして、腹痛と下痢、場合によっては溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症を起こすことがあります。
O-157の感染経路は、家畜の便や弁で汚染された水や食物を介して人の口から入って感染します。多くの食中毒は100万個以上の菌が入らないと感染しませんが、O-157は100個の菌だけで感染するといわれています。水や土の中で数週間から数か月生き、低温に強く冷蔵庫内でも生き、体内に入っても胃酸に負けずに生き残るというとても手強い菌です。暖かくて栄養分と水分のあるところで増殖をしますので、清潔・乾燥・低温を心掛けることで抑えられますが、少量の菌で感染しますので、冬でも要注意です。

O-157の症状は?

感染した半数の人は、4~8日の潜伏ののち激しい腹痛を伴う水っぽい下痢が何度も起こり、血便が出ます。高熱はあまり出ません。通常一週間から10日程度で治りますが、症状がなくなった後も1~2週間は腸の中にO-157が残って便の中に出てきますので、引き続き消毒を続ける必要があります。
小児や高齢の方では下痢が始まって一週間後に溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症などの重い合併症が起こり、最悪の場合死亡することもあるので要注意の病気です。

ペパーミントの抗菌力

1998年に、ペパーミントが強い殺菌力を持つことが日本防菌防バイ学会で発表されました。それによると、1mlあたりの腸管出血性大腸炎O-157の培養液1mlに対し、400マイクログラム(0.04%濃度)のペパーミントの精油で殺菌できることがわかりました。
1mlに対して1%の場合で、精油の量は0.1滴になりますので、0.04%というとほんの微量で殺菌できるということになります。
またアメリカの研究では、ラベンダーとペパーミントの精油の抗酸化・抗菌作用を調べたところ、ひき肉の中のO-157と黄色ブドウ球菌の増殖を抑え、TBARS値(脂質酸化の指標)の低下を示しました。

ペパーミントスプレーで予防しよう!

ペパーミントの精油を使った除菌スプレーでO-157を予防しましょう。
《作り方》
材料:ペパーミントの精油、無水エタノール、精製水、ビーカー、ガラス棒、遮光ガラススプレー
作り方:ビーカーに20mlの無水エタノールを入れ、そこにペパーミントの精油を20滴加えてガラス棒でよくかき混ぜます。かき混ぜたものをスプレー容器に入れ、80mlの精製水を加えて蓋をし、よく振り混ぜます。
《使い方》台所では、まな板、包丁などにスプレーして洗い流しましょう。冷蔵庫内やドアにもスプレーをして乾いた布で拭き取ります。トイレの便座やお風呂、玄関や部屋のドアノブなどみんなが触るようなところもスプレーをし拭きとると感染の予防になります。猫を飼っている場合は、猫にとって精油は毒になる場合がありますので、猫のいる部屋での使用は避けましょうね。